“イメージ先行”に気を付けたいところ…!?
◆“上値が重い”は継続
※ご注意:予想期間は12月1日と表示されていますが、本日(11月30日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
前日の流れ(ハト派発言)を引きずったドル円は、昨日も上値の重い展開を強いられました。
FRBが注視するPCEコア・デフレータが2月以来の低い伸び(+1.8%)に留まったNYタイム序盤には、一時“113.191円”へと下値を拡大しています。
もう一つ、昨日はFOMC議事録も注視されました。
「まもなく追加利上げが正当化の公算大」との記述は、“12月利上げを示唆”と受け取ることが可能といえます。
一方「今後数会合で『漸進的な利上げ』を修正する可能性」との記述は、またしても“ハト派(利上げの早期打ち止めを示唆)”と捉えられ、こちらも上値を押さえる要因として機能し続けました。
◆ただ、テクニカル的には「まだ崩れたとはいえない」…!
こうして昨日記した「下値は前日安値手前/上値は前日高値突破」は脆くも崩れた格好といえますが、ただし終値ベースでは“20日移動平均線(昨日は113.384円)”を上回る水準に戻しています。
昨日安値が“11/20~11/28の50%押し(113.168円)”とほぼ合致ということを考えれば、テクニカル的には「まだ崩れたとはいえない」と見るのが自然です。
◆米中首脳会談を控え、本日は「神経質な揺れ動き」…!?
“ハト派”と捉えられた前記文言にしても、「中立金利に近づいてきた⇒今後は経済指標次第に戻す」という、いわゆる“当たり前”のことをいっただけの可能性が残ります。
すでにマーケットの関心が“米中首脳会談”へと移行した感もあるだけに、これが“継続的なドル売り要因”になるとは思いづらいところでもあります。
注目の米中首脳会談は“週跨ぎ”であり、“結果は出るまでわからない”という類のイベントです。
このため本日は「神経質な揺れ動き」になりやすく、「動意に乏しい」も想定されるところです。
「一旦様子見」とせざるを得ないところもありますが、「早期の米利上げ打ち止め観測は“イメージ先行(イメージのみ?)”」と見て、対峙したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.202(11/12-13高値)
上値4:114.146(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:114.033(11/28高値、大台)
上値2:113.901(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:113.656(11/29高値、11/28~11/29の61.8%戻し、ピボット1sレジスタンス)
前営業日終値:113.461
下値1:113.389(20日移動平均線、50月移動平均線)
下値2:113.168(11/20~11/28の50%押し、11/29安値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:113.067(50日移動平均線)
下値4:112.964(11/20~11/28の61.8%押し、200週移動平均線、週足・一目均衡表転換線、大台、ピボット2ndサポート)
下値5:112.870(11/26安値)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:14 ドル円 抵抗・支持ライン追加
※ご注意:予想期間は12月1日と表示されていますが、本日(11月30日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
前日の流れ(ハト派発言)を引きずったドル円は、昨日も上値の重い展開を強いられました。
FRBが注視するPCEコア・デフレータが2月以来の低い伸び(+1.8%)に留まったNYタイム序盤には、一時“113.191円”へと下値を拡大しています。
もう一つ、昨日はFOMC議事録も注視されました。
「まもなく追加利上げが正当化の公算大」との記述は、“12月利上げを示唆”と受け取ることが可能といえます。
一方「今後数会合で『漸進的な利上げ』を修正する可能性」との記述は、またしても“ハト派(利上げの早期打ち止めを示唆)”と捉えられ、こちらも上値を押さえる要因として機能し続けました。
◆ただ、テクニカル的には「まだ崩れたとはいえない」…!
こうして昨日記した「下値は前日安値手前/上値は前日高値突破」は脆くも崩れた格好といえますが、ただし終値ベースでは“20日移動平均線(昨日は113.384円)”を上回る水準に戻しています。
昨日安値が“11/20~11/28の50%押し(113.168円)”とほぼ合致ということを考えれば、テクニカル的には「まだ崩れたとはいえない」と見るのが自然です。
◆米中首脳会談を控え、本日は「神経質な揺れ動き」…!?
“ハト派”と捉えられた前記文言にしても、「中立金利に近づいてきた⇒今後は経済指標次第に戻す」という、いわゆる“当たり前”のことをいっただけの可能性が残ります。
すでにマーケットの関心が“米中首脳会談”へと移行した感もあるだけに、これが“継続的なドル売り要因”になるとは思いづらいところでもあります。
注目の米中首脳会談は“週跨ぎ”であり、“結果は出るまでわからない”という類のイベントです。
このため本日は「神経質な揺れ動き」になりやすく、「動意に乏しい」も想定されるところです。
「一旦様子見」とせざるを得ないところもありますが、「早期の米利上げ打ち止め観測は“イメージ先行(イメージのみ?)”」と見て、対峙したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.202(11/12-13高値)
上値4:114.146(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:114.033(11/28高値、大台)
上値2:113.901(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:113.656(11/29高値、11/28~11/29の61.8%戻し、ピボット1sレジスタンス)
前営業日終値:113.461
下値1:113.389(20日移動平均線、50月移動平均線)
下値2:113.168(11/20~11/28の50%押し、11/29安値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:113.067(50日移動平均線)
下値4:112.964(11/20~11/28の61.8%押し、200週移動平均線、週足・一目均衡表転換線、大台、ピボット2ndサポート)
下値5:112.870(11/26安値)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:14 ドル円 抵抗・支持ライン追加