一工薬は急降下、上期はナフサ価格上昇で2ケタ営業減益

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/10/31 14:43
 第一工業製薬<4461.T>が後場終盤になって急落し、年初来安値を更新した。午後2時ごろに発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高294億3800万円(前年同期比4.9%増)、営業利益20億6300万円(同12.5%減)、純利益12億3900万円(同12.2%減)と2ケタ営業減益になったことが嫌気されている。

 主力の界面活性剤やアメニティ材料が伸長したほか、光硬化樹脂用材料などの機能材料が好調に推移し売上高は増収を確保したが、基礎原料ナフサ価格の上昇が徐々に利益を圧迫。また、ライフサイエンス事業をはじめ、今後の安定成長に向けた研究開発促進・強化のための費用がかさんだことも利益を押し下げた。

 なお、19年3月期通期業績予想は、売上高615億円(前期比8.0%増)、営業利益42億円(同16.9%減)、純利益27億円(同19.4%減)の従来見通しを据え置いている。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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