「イメージは下」が続くが…? - 目先のポイントは「下髭の解釈」
◆一時下値ブレイクも、盛り返す…
※ご注意:予想期間は10月30日と表示されていますが、本日(10月29日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“株安の連鎖”は週末まで続き、米10年債利回りの低下も進行しました。
ドル円は一時“10/15安値(111.623円)を割り込み、“111.378円”まで下値を拡大しました。
しかし一時500ドル超の下落を見せていたNYダウが下げ渋ると(引けは296ドル安)、ドル円も112円台に押し戻されるなど、そこから崩れることはありませんでした。
なお注目の米GDP・速報値(7-9月期)は“+3.5%”と減速(前期は+4.2%)したものの、“事前予想(+3.3%)”は上回ったこともあり、特に大きな影響は見られませんでした。
◆見方が分かれるところだが…? - 先週末の戻り(下髭)
先週末の戻りを「週末のポジション調整(ショートカバー)?」「目先の底を打った?」で見方が分かれるところです。
ただ少なくともテクニカル的には“100週移動平均線(本日は111.315円)/月足・一目均衡表先行スパン上限(同111.329円)”の手前で下げ止まり、“長い下髭”を描きながら“日足・一目均衡表先行スパン上限・下限(同111.174-646円)”“100日移動平均線(同111.585円)”も回復したことによる「目先の安心感」もあります。
不透明感漂う米中間選挙(来月6日)を控えていますので、まだ“攪乱的な動き”が持ち込まれる可能性は否定できませんが、選挙前のセオリーは「懸念/期待の交錯から“不安定に揺れ動く”」と共に「一方向に思惑は傾斜しない」が基本でもあります。
“20日移動平均線(同112.688円)”を越え切るまで「上値は押さえられやすい」と考えますが、引き続き「下値を固めている段階」と見て対峙したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:112.739(10/24-25高値、20日移動平均線)
上値4:112.589(10/4~10/26の38.2%戻し)
上値3:112.444(10/26高値、ピボット1sレジスタンス)
上値2:112.156(50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
上値1:112.000(大台)
前営業日終値:111.897
下値1:111.660(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:111.584(100日移動平均線、20週移動平均線)
下値3:111.471(日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表転換線)
下値4:111.378(10/26安値、週足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値5:111.314(100週移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン上限)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:39 ドル円 抵抗・支持ライン追加
※ご注意:予想期間は10月30日と表示されていますが、本日(10月29日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“株安の連鎖”は週末まで続き、米10年債利回りの低下も進行しました。
ドル円は一時“10/15安値(111.623円)を割り込み、“111.378円”まで下値を拡大しました。
しかし一時500ドル超の下落を見せていたNYダウが下げ渋ると(引けは296ドル安)、ドル円も112円台に押し戻されるなど、そこから崩れることはありませんでした。
なお注目の米GDP・速報値(7-9月期)は“+3.5%”と減速(前期は+4.2%)したものの、“事前予想(+3.3%)”は上回ったこともあり、特に大きな影響は見られませんでした。
◆見方が分かれるところだが…? - 先週末の戻り(下髭)
先週末の戻りを「週末のポジション調整(ショートカバー)?」「目先の底を打った?」で見方が分かれるところです。
ただ少なくともテクニカル的には“100週移動平均線(本日は111.315円)/月足・一目均衡表先行スパン上限(同111.329円)”の手前で下げ止まり、“長い下髭”を描きながら“日足・一目均衡表先行スパン上限・下限(同111.174-646円)”“100日移動平均線(同111.585円)”も回復したことによる「目先の安心感」もあります。
不透明感漂う米中間選挙(来月6日)を控えていますので、まだ“攪乱的な動き”が持ち込まれる可能性は否定できませんが、選挙前のセオリーは「懸念/期待の交錯から“不安定に揺れ動く”」と共に「一方向に思惑は傾斜しない」が基本でもあります。
“20日移動平均線(同112.688円)”を越え切るまで「上値は押さえられやすい」と考えますが、引き続き「下値を固めている段階」と見て対峙したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:112.739(10/24-25高値、20日移動平均線)
上値4:112.589(10/4~10/26の38.2%戻し)
上値3:112.444(10/26高値、ピボット1sレジスタンス)
上値2:112.156(50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
上値1:112.000(大台)
前営業日終値:111.897
下値1:111.660(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:111.584(100日移動平均線、20週移動平均線)
下値3:111.471(日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表転換線)
下値4:111.378(10/26安値、週足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値5:111.314(100週移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン上限)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:39 ドル円 抵抗・支持ライン追加