共立印刷、今期経常を一転35%減益に下方修正、配当も5円減額

配信元:株探
投稿:2018/10/24 15:00
 共立印刷 <7838> が10月24日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の22億円→13.7億円(前期は21.2億円)に37.7%下方修正し、一転して35.5%減益見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の8.4億円→4.6億円(前年同期は9.3億円)に45.2%下方修正し、減益率が9.8%減→50.6%減に拡大する見通しとなった。

 業績悪化に伴い、今期の上期配当を従来計画の6.5円→4円に大幅減額し、下期配当も従来計画の6.5円→4円に減額修正した。年間配当は従来計画の13円→8円(前期は13円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、雑誌市場の低迷により出版印刷物の受注量が減少するなか、折込チラシや通販カタログといった商業印刷物も売上高が減少しております。また、既存得意先の受注量減少を新規取引先の獲得で補っているものの、同業他社との受注競争が激化するなかで受注単価が下落傾向にあり、営業利益や当期純利益などにつきましても当初計画を下回る見込みとなりました。 通期の業績につきましては、第2四半期連結累計期間に引き続き、既存顧客からの受注量減少とともに、労務費や電力燃料費など製造コストの高騰が見込まれることから、通期の売上高や営業利益などについても下方修正いたします。 そのようななか、当社グループでは、品質向上や顧客満足の徹底といった原点に立ち返るとともに、新規事業への取り組みを強化し、電子書籍関連事業の拡大や既存印刷事業の再構築を進めております。

  当社は、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様に対する安定的な配当を行うことを基本方針としております。 第2四半期末及び期末の配当予想は、いずれも6円50銭でございましたが、上記の方針及び業績予想修正後の配当性向を鑑み、誠に遺憾ながら、それぞれ2円50銭減配し4円00銭とし、年間の配当予想を13円00銭から8円00銭へと修正させていただくことといたしました。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
130.0
(09/28)
0.0
(---)