ナレッジS、10-6月期(3Q累計)経常は81%減益も対通期進捗は過去平均を超過

配信元:株探
投稿:2018/08/13 15:00
 ナレッジスイート <3999> [東証M] が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。18年9月期第3四半期累計(17年10月-18年6月)の連結経常利益は前年同期非連結比80.7%減の2200万円に大きく落ち込んだが、通期計画の2400万円に対する進捗率は91.7%に達し、前年同期の76.0%も上回った。

 ※今期から連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社は引き続き中堅・中小企業向けSFA/CRMクラウドサービス「KnowledgeSuite(ナレッジスイート)」を中心に、ストック型のクラウドサービス拡販と機能強化に注力し、経済産業省「2017年度補正 サービス等生産性向上IT導入支援事業」における「IT導入支援事業者」認定を受けるなど、中堅・中小企業へのクラウドサービス導入促進を推進してまいりました。また、クラウドサービスの新規顧客獲得に向けた積極的なマーケティング・営業活動を展開したことで、中堅・中小企業の問い合わせ数及び新規契約社数は過去最大のペースで推移しております。しかしながら、第3四半期中において、当社主力サービスであるSFA/CRMクラウドサービス「KnowledgeSuite(ナレッジスイート)」を利用する大手企業の大口契約が、継続を前提として業績予想に織り込んでいたものの、結果として約5年の利用を経て契約終了となり、クラウドサービス継続収入が大幅に減少したこと、またソリューションサービスの第4四半期中における案件の受注が想定よりも下回る見通しであるため、通期売上高は過去最大社数の新規契約だけでは吸収することができず、予想を下回る見込みとなりました。利益につきましては、昨今のIT人材不足による採用の難航により、人材採用費用及び人件費の高騰に加え、営業力及び採用力強化のための本社移転が当初予想していた時期より前倒しとなったことによる当期中の費用が増加したこと、及びM&Aに係る支払い報酬等への費用などIT人材確保に向けた積極投資により、一時的に発生した販売費及び一般管理費が当初予想より30百万程度上回り、当期中には吸収しきれない見込みとなったため、通期の業績予想を上記のとおり修正いたします。今後は、中堅・中小企業を中心に拡大し続けているクラウドサービスにおいて、大口顧客に依存せず安定的な収益基盤となる中堅・中小企業へのクラウドサービス導入の拡大を進め、収益性の向上を前提とした積極的な投資活動及び事業拡大を推進してまいります。※本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は、経営環境の変化等の様々な要因によって異なる場合があります。
配信元: 株探

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