リファインV、前期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2018/08/09 17:30
 リファインバース <6531> [東証M] が8月9日大引け後(17:30)に業績修正を発表。18年6月期の連結経常損益を従来予想の1億円の黒字→1500万円の赤字(前の期は2億6400万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常損益も従来予想の7300万円の黒字→4200万円の赤字(前年同期は1億5000万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  通期の連結業績予想につきまして、平成29年8月23日公表の「固定資産の賃借及び取得に関するお知らせ」にて開示しましたとおり、千葉県富津市においてリファインバース イノベーションセンターを設立後、カーペットタイルの再資源化設備を増設し、平成29年9月より再生樹脂の生産拡大を図ってまいりましたが、新工場の初期設備不具合の発生とその解消に想定以上の時間を要した影響により、再生樹脂製造販売事業の収益が大幅に悪化いたしました。平成30年2月に実施した設備改修工事により不具合は解消し、新工場が安定稼働することにより業績は回復、平成30年6月期第3四半期では再生樹脂製造販売事業におけるカーペットタイル回収量、産業廃棄物処理事業における受注件数、新規事業の製鋼副資材の生産・出荷数量など各事業における主要KPIが単月ベースで過去最高値を記録するなど、良好な事業環境が続く状況が確認できたため、当時の業績動向を踏まえ平成30年4月20日に平成30年6月期通期連結業績予想の修正を公表いたしました。 平成30年5月から平成30年6月にかけて、再生樹脂製造販売事業に関しては業績予算通り推移いたしましたが、産業廃棄物処理事業において、好調な受注環境は継続しつつも、廃棄物処分費や物流費、外注費などのコストが上昇していることから一部案件の見送りなどが影響し、平成30年4月30日に公表した平成30年業績予想と比較し、売上高が80百万円の減少、売上原価は13百万円の増加見込みとなる一方、それらコスト増に対して価格転嫁までに時間を要したことにより、営業利益が98百万円、経常利益が116百万円乖離する見込みとなったため、上記のとおり通期連結業績予想を修正いたします。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報により作成されたものであり、実際の実績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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