テックポイントが急動意、同社製半導体が韓国の監視カメラ最大手に採用◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/07/11 14:51
テックポイントが急動意、同社製半導体が韓国の監視カメラ最大手に採用◇  テックポイント・インク<6697.T>が急動意、一時ストップ高の1305円に買われる異彩人気となった。同社は半導体のファブレスメーカーで米シリコンバレーに本拠を置き、昨年JDR(日本預託証券)でマザーズに上場した。世界的に半導体需要は引き続き拡大局面にあり追い風が強い。特に同社は監視カメラ向けで実績が高く、アナログケーブルを用いて高精細HD画像を安価で送受信する技術で優位性を持つ。

 市場では「韓国の監視カメラ首位であるアイディス社にテックポイントの監視カメラシステム用半導体が採用されることが伝わり、これを材料視する形で投資資金が流入した」(準大手証券ストラテジスト)という。また、追加関税合戦で米中貿易摩擦が激化の様相を呈しているが、中国では「中国製造2025」を強力に推し進めており、米国と中国のハイテク商品シェア争いも激しさを増している。そのなか、「中国では人工知能(AI)を取り入れた監視カメラの導入が加速しており、ハイクビジョンなど関連有力メーカーが存在感を高めている」(同)状況にある。折しもきょうは、データセクション<3905.T>が、KDDI<9433.T>との資本・業務提携で急速人気化したが、この提携には生産ラインに監視カメラを設置して不良品を抽出するといった工場IoTサービスの開発が視野にある。IoTが製造現場にも普及するなかで、監視カメラ向け半導体を製造販売する同社株に今後のビジネスチャンス拡大に向けた思惑が底流している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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