二大リスクイベントを控えては…!?

著者:武市佳史
投稿:2018/07/05 10:39

◆米国休場 - “動意薄”に終始

※ご注意:予想期間は7月6日と表示されていますが、本日(7月5日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


想定されたように、昨日は“動意薄”に終始しました。
東京タイムこそ“やや軟調”に推移したものの、その後は“値を戻し”、しかし“方向感は定まらない”といった状況を続けました。
“110.50-60円”に設定されていたオプションに対する“収斂圧力(ガンマトレード)”も、こうした動きを後押しした印象があります。

◆材料豊富、流動性回帰も期待されるが…?

本日は“米国勢回帰”が期待され、“米雇用統計の前哨戦”“FOMC議事録”と材料も豊富です。
さらに“5・10日(日本)”に当たるスケジュール感を考えると、東京タイムから動く可能性が期待されます。

ただ“二大リスクイベント(米雇用統計/米中の輸入品に対する関税発動)”を明日に控える状況下、“腰を据えたポジション形成”がどこまでなされるかは微妙・・・?
“神経質な揺れ動き”を想定しつつも、突発的な要因が飛び込んでこない限り、本日も“様子見⇒小動き”と捉えておく必要がありそうです。
“200日移動平均線(本日は110.159円)”辺りまで下押す場面があれば、“そこは積極的に買い拾い”との見方を続けながら…。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.000(大台)
上値4:110.939(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:110.807(7/3~7/4の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.706(7/3~7/4の50%戻し)
上値1:110.595(7/4高値、7/3~7/4の38.2%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:110.471
下値1:110.275(7/4安値、6/25~7/3の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値2:110.159(200日移動平均線、50週移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値3:110.043(6/25~7/3の61.8%押し、100週移動平均線、大台)
下値4:109.966(6/28安値、5/29~7/3の38.2%押し、50日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
下値5:109.751(日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線、週足・一目均衡表転換線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

10:59 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想