問題はここから…!? - 200日移動平均線がポイント
◆“イメージは下方向”の中、“巻き戻し”優勢 - 110円台回復
※ご注意:予想期間は6月28日と表示されていますが、本日(6月27日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“イメージは下方向”が続く中、昨日は“巻き戻し”が優勢でした。
“米中貿易戦争懸念”がさらに深化する事態は回避されており、ドル円は110円台を回復していきました。
◆ただしここからは“テクニカルポイント”が密集
もっとも問題はここからです。
深化する事態こそ回避されているものの、“すぐに払拭する”といった類の話ではない米中貿易戦争懸念…。
スポット取引の月内最終応当日ということから、仲値以降の展開が読みづらい国内実需フロー…。
そうした中で、下値を支えた109円半ばに“日足・一目均衡表先行スパン上限&50日移動平均線(109.700円水準)”~“3/23安値-5/29安値を結ぶトレンドライン(同109.480円水準)”~“6/11安値(109.314円)”が並んでいたように、
ここから上には“20日移動平均線(同110.001円)”~“日足・一目均衡表転換線(同110.132円)”~“200日移動平均線(同110.207円)”がズラッと並んでいます。
これに沿ってドル買いオーダー/ドル売りオーダーが散見されることを考えれば、「(突破すれば)さらなる上値追い」が期待される反面、「(突破できるかは)微妙」といわざるを得ないところです。
「上方向」との見方は変わらないものの、本日に関しては「110円ラインを挟んだ揺れ動き(乱高下)」を想定し、「高いところはついていかない」「(叩かれるところがあれば)しっかり拾う」に徹したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.914(5/23高値、6/15高値)
上値4:110.753(6/21高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.384(ピボット1stレジスタンス)
上値2:110.217(6/22高値、6/26高値、200日移動平均線、6/21~6/25の61.8%戻し水準)
上値1:110.132(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:110.047
下値1:109.730(日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
下値2:109.511(日足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値3:109.314(6/11安値、6/25-26安値)
下値4:109.197(6/8安値、5/29~6/15の61.8%押し)
下値5:109.006(週足・一目均衡表基準線、大台、ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:06 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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