◆巻き戻しの巻き戻し… - 110円回復
※ご注意:予想期間は6月13日と表示されていますが、本日(6月12日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“様子見”が先行する中、昨日は“往き過ぎたポジション調整(ドル売り)”に対して“さらに調整(ドル買い)”が入りました。
“株高の連鎖”を背景にした“仕掛け的な円売り”も複数回にわたって加わり、小幅ストップロスを絡めたドル円は110円を回復しました。
◆あとは米朝首脳会談の結果次第
そして本日はいよいよ、注目の“米朝首脳会談”が行われます。
昨日も記したように「結果は出るまでわからない(未知数)」というのが基本ですが、しかし米朝共に「成果を欲している」のは事実です。
このため「依然として大きな隔たりがある」とされてはいるものの、「何らかの合意が行われる可能性」は十分と考えます。
そうなると“リスク選好の円売り”が維持される展開が期待されるところであり、明日のFOMCに向けて“金利選好のドル買い”にそのままつながる可能性も指摘されるところです。
「あとは結果次第」という面は否めず、またイベントを控えたタイミングで「ポジションを一方向に大きく傾ける」も手控えられる可能性は残りますが、「決裂しない限り、大きくは崩れない(堅調推移は続く)」と見たいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:111.000(大台)
上値4:110.914(5/23高値)
上値3:110.618(5/21~5/29の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.261(6/6-7高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.188(200日移動平均線、50週移動平均線)
前営業日終値:110.036
下値1:109.871(20日移動平均線、100週移動平均線)
下値2:109.751(日足・一目均衡表基準線)
下値3:109.529(ピボット1stサポート)
下値4:109.436(日足・一目均衡表転換線)
下値5:109.314(6/11安値)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
10:57 ドル円 抵抗・支持ライン追加