菊池製作、前期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2018/06/11 16:00
 菊池製作所 <3444> [JQ] が6月11日大引け後(16:00)に業績修正を発表。18年4月期の連結経常損益を従来予想の5700万円の黒字→1億1100万円の赤字(前の期は2億7100万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億3200万円→1億6400万円(前年同期は3億1900万円)に50.6%減額し、一転して48.6%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 個別業績において、試作・金型製品は、医療機器ならびに自動車分野などの加工分野の受注が好調で売上高を伸ばしたものの、ロボット・装置等製品は、主力のマッスルスーツが前期の介護分野における補助金による導入の反動が想定より大きく、計画を下回る見込となりました。一方で、試作・金型製品は、利益率の高い事業の受注が増加し、経常利益は予想を上回る見通しとなりました。当期純利益は、特別利益として投資有価証券売却益215百万円が発生した一方で、上記減損損失等の発生により、予想を下回る見通しとなりました。連結業績において、単体業績と同様にロボット・装置等製品は、主力のマッスルスーツが前期の介護分野における補助金による導入の反動が想定より大きく、単体業績においての試作・金型製品の高利益事業の受注増加による利益率改善があったものの、計画を下回る見込となり、売上高ならびに営業利益は予想を下回る見込みとなりました。また、持分法適用関連会社各社が、災害対応遠隔操作ロボット、高度医療機器デバイス、配膳サービスロボット等の研究開発活動を積極的に推進したことで、持分法による投資損失85百万円が発生したことならびに上記減損損失等が発生したことにより、連結業績において、経常利益ならびに親会社株主に帰属する当期純利益は、予想を下回る見通しとなりまし。なお、平成30年4月期配当予想は、変更ありません。
配信元: 株探

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