G7対立への警戒感
昨日のドル/円はG7首脳会議における対立への警戒感から調整含みの展開となり、一時は109.50円台を割り込む場面もあった。本日開幕するG7首脳会議(サミット)では、トランプ米大統領は貿易協議で強硬姿勢を崩さない構えだと報じられている。一方、メルケル独首相やマクロン仏大統領からは共同声明への署名を危ぶむ声が上がるなど、対立構図が鮮明となっている。通商摩擦激化への懸念が市場心理を圧迫すると見られる中、本日もドル/円の上値は重くなりそうだ。週末を控えた主要国の株式市場の動向も注視しておきたい。