ドル/円の十字線をめぐる解釈
昨日のドル/円は、109円台後半を中心に方向感なく推移。結果的にほぼ横ばいでクローズしており、日足チャートには気迷い商状を示す十字線が描かれた。この十字線を「上値が重い証左」と見るか、「下値が堅い証」と見るかについては見解が分かれそうだ。どちらが正解かを判断する上で重要なのは本日の相場展開であろう。昨日高値110.00円前後を超えられれば、上値探査モードに入ってもおかしくない一方、昨日安値109.47円前後を下抜ければ調整ムードが広がりそうだ。ただし、本日も決め手となりそうなイベントは見当たらない。突発的なニュースがなければ109円台後半から抜け出すのに苦労する展開が続く可能性もある。