決算プラス・インパクト銘柄 … トリケミカル、アルチザ、はてな (5月31日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の5月30日から5月31日の決算発表を経て6月1日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　共和工業 <5971>
　18年4月期の連結経常利益は前の期比61.0％増の11.5億円に伸び、19年4月期も前期比30.3％増の15億円に拡大する見通しとなった。

★No.2　トリケミカル <4369>
　19年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期非連結比46.8％増の5.3億円に拡大し、2-7月期(上期)計画の9億円に対する進捗率は59.6％に達し、5年平均の46.4％も上回った。

★No.3　はてな <3930>
　18年7月期の連結経常利益を従来予想の2億2100万円→2億7800万円(前期は3億5100万円)に25.8％上方修正し、減益率が37.0％減→20.8％減に縮小する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<5971> 共和工業 　　　ＪＱ 　 +15.34 　　5/31　本決算　　　 30.32
<4369> トリケミカル 　東１ 　 +11.34 　　5/31　　　1Q　　　 46.85
<3930> はてな 　　　　東Ｍ　　 +2.61 　　5/31　　　3Q　　　-11.22
<6778> アルチザ 　　　東２　　 +0.65 　　5/31　　　3Q　　　　赤拡
<3329> 東和フード 　　ＪＱ　　 +0.11 　　5/31　本決算　　　　8.54

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした6月1日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース