明治機、前期経常を一転51%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2018/05/11 15:30
 明治機械 <6334> [東証2] が5月11日大引け後(15:30)に業績修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の7億2000万円→1億9200万円(前の期は3億9000万円)に73.3%下方修正し、一転して50.8%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の5億円の黒字→2800万円の赤字(前年同期は2億2500万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 売上高売上高につきましては、産業機械関連事業において、飼料・製粉業界での設備老朽化更新工事の需要増による案件の増加がある一方、飼料業界再編での大型プラントエンジニアリング案件における逸注や設備規模の見直し等による仕様決定の遅れによる受注時期のずれ、太陽光発電事業において、平成29年9月から取組んでいるメガソーラープロジェクトについて、当社が中心となり取組んだ共同開発企業間での当該プロジェクトの事業主体となるSPC(特別目的会社)組成も含めた基本合意には至っているものの、太陽光発電事業権利等の譲渡先であるSPCの組成時期のずれが生じたため、当初予想を下回る見込みであります。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益損益につきましては、事業全般にわたるコスト削減諸施策に努めるなかで、産業機械関連事業の中小プロジェクト案件や小工事などの予算管理の徹底により収益の大幅な改善が見られましたが、大型工事の売上が当初の見込みから繰り下げになるなどの売上高の減少のほか、将来を見据えた人材投資として採用強化や人材育成を行ったことによる人件費及び教育費の増加、太陽光発電のディベロップ事業において前記メガソーラープロジェクトに係る権利譲渡の時期のずれに加え、売上拡大による支払手数料の増加などにより、これらが販売費及び一般管理費のアップに繋がりました。これらにより、前回公表の通期業績予想に対し営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は当初予想を下回る見込みであります。この結果、平成30年3月期の連結業績は、売上高7,153百万円、営業利益179百万円、経常利益192百万円、親会社株主に帰属する当期純利益411百万円を予想しております。 
配信元: 株探

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