注目銘柄ダイジェスト(前場):カシオ計、テクノホライゾ、セガサミーHDなど

配信元:フィスコ
投稿:2018/04/25 12:11


セガサミーHD<6460>:1779円(+82円)
大幅反発。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1510円から2200円に引き上げている。パチスロ6号機の一部規制緩和は10年に一度というレベルのポジティブと評価されること、遊技機事業の底打ちで同事業の収益及びキャッシュフローをゲームやカジノに積極投資する経営戦略が再始動することなどを想定しているもよう。なお、18.3期の営業利益に関しては300億円から185億円に下方修正している。


カシオ計<6952>:1623円(-145円)
大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来予想の340億円から295億円に減額、市場予想の330億円レベルも下回っている。会社側では下方修正要因として、コンパクト市場の激減によるデジタルカメラ事業の戦略転換、楽器の事業構造の見直しなどを挙げているもようだが、一過性要因の有無など詳細開示はなく、想定以上の下方修正とともにネガティブに受け止められているようだ。


日本電産<6594>:16365円(-405円)
買い先行後にマイナス転換している。前日に前3月期の決算を発表、営業利益は1676億円で前期比20.3%増益、従来予想の1700億円を下回ったが、一時費用計上が背景で実質ほぼインラインとなった。一方、今期計画は1900億円で同13.3%増益、市場予想の2070億円程度は下回っているが、為替前提が1ドル=100円など保守的なガイダンスと評価されているようだ。同時に発表した2件の新規買収に関してポジティブとの見方もあったが、サプライズに欠ける決算内容から上値の重い展開となっている。


テクノホライゾ<6629>:912円(+49円)
大幅に3日続伸。連結子会社の中日諏訪オプト電子ファインフィットデザインカンパニーがモバイルペイメント対応のマルチ決済端末「FP-1」で、スマートフォンのQRコードを利用した中国の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」に対応したと発表している。今回のアリペイ対応で大規模なPOSシステム改修が不要となるため、加盟店はFP-1端末だけでサービス導入を図ることができるという。


GNI<2160>:515円(+13円)
大幅に4日続伸。完全子会社のGNI USA, Inc.が米国ニュージャージー州で最初の被験者にF351を投与し、第1相臨床試験を開始したと発表している。今回の試験の主な目的は、中国で先に実施された第1相臨床試験結果を補完するため、多様な人種においてF351の安全性および薬物動態を確認することだという。試験には48人の被験者が参加する予定で、18年後半には完了する見込み。F351は肝硬変などの予防や治療を目指して開発された化合物である。


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配信元: フィスコ

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