金融市場、次の大きな懸念
2016年は、ブレグジット、米大統領選という大きな懸念材料を、市場は乗り切った。11月30日にはOPECが減産で合意し、非OPECのロシアも協力姿勢を示した。それを受けて、原油価格は50ドル台を回復した。12月の米の利上げは既に織り込まれており、このまま株高、円安が継続するのだろうか?
とはいえ、2017年にはオランダ総選挙、フランス大統領選挙、ドイツ連邦議会選挙が控えている。ブレグジット、米大統領選の流れを受けて、既存システムを拒絶する勢力が勝利すると、ユーロ圏、欧州連合の土台を揺るがしかねない。
フランスのオランド大統領は1日夜のテレビで、2017年4~5月の大統領選に出馬しないと表明した。同氏は「十分な支持を得られないリスクを認識している」と述べ、支持率が10%台に低迷する中、出馬しても勝つのは難しいと判断したとみられている。
いやその前に、この12月4日にオーストリアの大統領選挙の決選投票が、また、イタリアでは憲法改正をめぐる国民投票が行われた。イタリアの国民投票の結果によっては、2017年半ばには、イタリアも総選挙を行い、ユーロ圏離脱の国民投票を行う可能性が浮上するのだ。共に結果は5日午前中にも判明する。
全文は以下のページから:
イタリア国民投票の焦点~欧州から逃避する巨額マネーは日本に向かうか?
http://www.mag2.com/p/money/28324
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