Q:日々のトレードをしている中で「資金管理」ということに疑問を持ち悩んでいます。勉強後、実際にリアルトレードを開始したのは9月1日です。まだ1カ月未満なので、まだまだ練習段階なのかもしれませんが、やっているのはドル円1分足、1回1000通貨固定、毎日ほぼ同じ時間帯での取引です。
今現在、毎日勝ったり負けたり、資金は増えたり減ったりの繰り返しで、投資用資金は開始時とほぼ変わらずの状態です。1000通貨から増やしてみようとか色々自分なりに考えてはいるのですが、資金管理はタートルズ流のATRで1ユニットなど計算をして出して取引金額を決めるなどでよろしいでしょうか。
私の勝手な考えですが、矢口先生なりの資金管理の考え方があるのではと思っています。私はレバレッジをどう使ったらいいのかも理解できていないのですが、これも資金管理の一つなのではと考えています。根本的に的はずれな質問であったなら失礼いたしますが、ご指導頂けると嬉しいです。
A:始めて1カ月未満で、おまけに最も難しい1分足のトレードで、損益トントンは上出来だとお考え下さい。多くの人は、相場での大損が恐いと、近付くこともできないのですから。損益トントンでも、今の損失部分は、将来の大きな利益となります。
個人投資家の資金管理は「タートルズ流」をベースにお考え下さい。と言いますのは、プロの資金管理は会社が行い、個々のディーラーはできるだけ大きなポジションを扱いたいと考えているからです。
もっとも、多くのディーラーたちを観察したものに、自分自身の経験を加味したところから言えば、適切なポジションは「欲にも恐怖にも惑わされず」、かつ「緊張感を失わない」1点にあると考えています。
世間でいう適正ポジション、あるいは会社が決めた限度額が、自分にとっては大き過ぎると、自分で決めたはずのルールが守れなくなります。例えば、損切りレベルに達していないのに、近付いただけで恐くなって損切ってしまうのです。その後に反転されると目も当てられません。
また、自分にとって小さ過ぎると、今度は緊張感がなくなり、トレードがいい加減になります。
適正ポジションは、通常、実績が伴うに連れて大きくなります。つまり、今まで通りのポジションだと恐くなくなる代わりに、緊張感も薄れるのです。その意味では、利益が積み上がるに連れて、ポジションは増やした方がいいのです。
また、そうした適正ポジションは常に揺らいでいます。例えば同じポジションでも、負けが続くと恐くなり、勝ちが続くといい加減になります。
レバレッジも同様です。損切りレベルに達していないのに「強制ロスカット」されるようなレバレッジは問題外。あとは、適正ポジションと同じく、「恐くもなく、いい加減にもならない」レバレッジなら、適正です。
そういったことも、実際のトレーディングを繰り返すことで、会得できると考えています。
まずは「タートルズ流」をベースに、ご自分の適正ポジションをお探しください。
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