市光工[東1](7244)、仏ヴァレオと電子ミラーを共同開発へ
8日付の日本経済新聞朝刊は「自動車部品大手の仏ヴァレオは後方確認などに使う車載用の電子ミラーを市光工業と共同開発する。搭載したカメラが映し出した映像を車内のモニターで表示する仕組み。電子ミラーは国土交通省が6月に保安基準を改正し、自動車メーカー各社が搭載に向けた開発に乗り出している。センサー類が得意なヴァレオとミラー大手の市光が互いの技術を持ち寄り、2018年の量産開始を目指す。」と伝えました。
両社は電子ミラーを日本や欧州の自動車メーカーに売り込み、新たな収益源に育てる考えのようです。
仏ヴァレオは現在3033万株(31.5%)保有する筆頭株主ですが、業務の関係強化はもとより出資比率の引き上げで収益の底上げにつなげることも視野に入れると思われます。
足元の市光工の業績ですが、5日大引け後に今3月期第2四半期利益予想を発表しましたが、第2四半期売上高は当初予想を532億円から510億円に減額しましたが、原価低減が奏功し営業利益は同4億円から7億円に増額しました。
チャート的には、日足では25日移動平均線(275円)、週足では26週移動平均線(246円)がサポート、月足では、9か月移動平均線(254円)が24か月移動平均線(251円)を上抜いていますので、基調は強いと感じられます。
自動運転車関連というテーマに乗っており、5月31日につけた年初来高値313円抜けとなれば、昨年6月高値342円も奪回も十分期待されそうです。
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