相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2016/03/04 18:14

(7545)西松屋チェーン

 四季報2015年冬号によると、出店40(前期30)、退店14(同14)。既存店は夏物衣料ほか、紙おむつなど消耗雑貨が堅調。在庫管理徹底し、前下期に悪化した値下げロス率は改善。営業益上向く。17年2月期もPB商品拡充し、連続増益。
電機メーカー出身の技術者採用を積極化。3輪車などPB商品開発で競合との差別化や粗利率向上を狙う。店舗面積は大型化し、小学校高学年向けを拡大。
2015年12月16日決算発表。2016年2月期見通しは増収・増益変わらず。
2013年10月8日の701円、2014年3月25日の707円を2点底にして上昇トレンド(A)を形成。この中で2014年12月16日の1128円まで上昇後、2015年1月26日の904円まで押し目を入れ、再上昇となって7月7日に1282円の高値をつけました。ここをピークに1200円をはさんでもみあっているところに中国ショックがおきて急落となり、8月25日の995円まで下落。ここを安値にゆるやかな上昇トレンド(B)形成となるものの、11月9日の1163円の戻り高値をつけたところで、再び日経平均の急落となり今年の1月21日には926円まで急落。2月2日の1062円まで自律反発するものの再下落となって2月17日に909円の安値をつけ2点底の形となって2月24日に990円で買転換となっています。
 
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(8140)リョーサン

 四季報2015年冬号によると、電子機器はMFP用が更新需要により大幅増。半導体は旧エルピーダ製品の取り扱い縮小で約120億円分剥落ながら利益影響は小。円安による押し上げもあり営業小幅増益。17年3月期はMFPの更新需要が続き、外資系半導体も拡大。
16年3月31日までに132万株、46億円上限に取得。強み持つセンサー商材をモジュールで提供し新規顧客開拓。
1月29日決算発表。2016年3月期見通し、前年比 経常益14.2%、営業益-3.8%変わらず。
2014年10月16日の2128円を安値とする上昇トレンド(A)の中で2015年6月24日の3330円を高値にもみあったあと下放れとなって上昇トレンド(A)を下に切り、8月26日の2714円まで下落しました。その後は、おおまかに2700~3300円のボックス相場(B)となっています。このボックス相場の中で今年になってからは2月1日に3275円の高値をつけて2月12日の2705円まで急落し、2800円をはさんでもみあい2月26日に2736円と2点底をつけ2月29日に2890円で買転換となっています。
 
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(5214)日本電気硝子

 四季報によると、12カ月決算。採用機種数増えスマホ用強化ガラス復調。生産性向上や燃油安で前号より営業益上振れ。16年12月期も液晶用基板ガラス販価安。ただマレーシア増強でガラスファイバーや医療用ガラス管増。営業益小幅増。事業所閉鎖特損ない。
自動車の軽量化に向けた高機能樹脂で日本板硝子と共同開発。ガラス繊維技術を樹脂強化用の充填剤にも応用。
2月3日決算発表。2016年12月見通しは、営業利益は少し減少するものの経常利益は大幅増(△40%)
2014年以降のチャートの動きをみると、上昇トレンド(A)の中で2月4日の437円、10月21日の453円と2点底を打って角度の大きい上昇トレンド(B)となり、この中で2015年4月16日の726円まで上昇し、ここをピークに下落となって上昇トレンド(B)を下に切り、8月26日の505円まで下落しました。ここを安値に再上昇となって11月19日には718円まで上昇するものの2番天井となって急落し、今年の2月12日には511円の安値をつけました。この安値は上昇トレンド(A)にサポートされて反発し、2月18日には547円で買転換となりました。
 
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(4767)テー・オー・ダブリュー

 四季報によると、デジタル、映像に従来の広告・イベント手法を絡めた一気通貫の受注体制構築が徐々に成果。案件増に加え単価も上昇。出足鈍かった販促は秋以降盛り返す。計画進捗管理の強化も粗利増を後押し。人件費増は軽く吸収、7期ぶり最高純益更新。
トヨタおひざ元のイベント会社と業務提携、弱かった名古屋の地盤強化へ。官公庁等も含め初年度10案件の獲得目標。
2月8日決算発表。16年3月期予想は、営業利益、経常利益ともの2ケタの上方修正。
2012年11月14日の200円を安値にアベノミクス相場にサポートされ、上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2015年2月16日の安値420円から角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行し、この中で8月31日の787円、11月4日の837円と2山形成して11月12日に754円で売転換となり、上昇トレンド(B)を下に切って今年の1月21日に523円、2月12日に515円と2点底となり3月1日に601円で買転換となっています。
 
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(9743)丹青社

 四季報によると、デジタル、商業施設など旺盛な需要受けディスプレー施工は受注高水準。企画から参画する案件増え想定以上に採算向上。本社移転費6億円軽く吸収し前号減益予想から一転増益に。土地・建物売却益。大幅増配。17年1月期も豊富な受注残をこなす。
ホテル客室改装中心に受注強化、特設組織軸にインバウンド関連需要深耕へ。手元資金はCAD刷新投資等に充当。
2015年12月8日決算発表。2016年1月期予想は経常益、営業利益は上方修正。
2014年5月21日の227円を安値に上昇トレンド(A)を形成していました。この中で6月30日の946円、8月18日の990円、12月2日の1011円と順上げの三尊天井となり、今年の1月8日に883円で売転換となって上昇トレンド(A)を下に切り今年の2月12日の599円まで下落しました。ここを安値に反発となり2月25日に690円で買転換となりました。
 
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配信元: みんかぶ株式コラム