ブイキューブ[東1](3681)、ドローン関連として見直し機運も

投稿:2016/03/10 10:26

 ソニーモバイルコミュニケーションズ(東京・港)とロボット開発ベンチャーのZMP(東京・文京)が共同出資するドローン(無人小型機)事業の新会社エアロセンス(東京・文京)が8日、ドローンの量産と法人向けサービスを始めたと発表したことから、ドローン関連を見直す動きが見られました。

 ブイキューブ[東1](3681)も関連銘柄として見直される可能性はありそうです。

 岩井コスモ証券が2月17日付で、投資判断「A」(強気)、目標株価1400円でカバーを開始。同証券は、「ウェブ会議システムはフィンテック、ドローンに搭載するロボティクス、地方創生など幅広い分野での拡大が期待され、中期的にも大幅な増益が期待できる銘柄として注目したい」と指摘しています。

 2月15日大引け後に発表した中期経営計画では、18年12月期売上高139億円(15年12月期実績60億8300万円)、営業利益30億円(同3億4800万円)目標を掲げており、今16年12月期売上高85億円(前期比39.7%増)、営業利益8億3900万円(2.4倍)の計画達成は想定内と思われます。

 株価は、岩井コスモ証券によるカバー開始を手掛かりに同23日に1336円と買われた後、もみ合っていますが、1200円割れで下値を固め、三角保ち合いを形成しつつあります。

 需給面では、BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社の保有株は689,100株(7.33%)から1,650,200株(8.75%)と上昇したことが2月12日受付の変更報告書でわかっており、今後も買い増す姿勢を強めるか注目されますので、押す場面があれば、買い妙味が膨らみそうです。
 
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配信元: みんかぶ株式コラム