運用資金2000万円で、専業トレーダーになったとする。平均で年率20%ほどの運用益を上げる自信があり、実際に、10年間の最高リターンは年率40%、最低リターンは0%、平均リターンは20%だった。年間収益の400万円は生活費に充てた。
1年目収益20%:2000万円+400万円=2400万円
2400万円-生活費400万円=2000万円
2年目収益0%:2000万円+0万円=2000万円
2000万円-生活費400万円=1600万円
3年目収益30%:1600万円+480万円=2080万円
2080万円-生活費400万円=1680万円
4年目収益30%:1680万円+504万円=2184万円
2184万円-生活費400万円=1784万円
5年目収益40%:1784万円+714万円=2498万円
2498万円-生活費400万円=2098万円
6年目収益0%:2098万円+0万円=2098万円
2098万円-生活費400万円=1698万円
7年目収益10%:1698万円+170万円=1868万円
1868万円-生活費400万円=1468万円
8年目収益10%:1468万円+147万円=1615万円
1615万円-生活費400万円=1215万円
9年目収益20%:1215万円+243万円=1458万円
1458万円-生活費400万円=1058万円
10年目収益40%:1058万円+423万円=1481万円
1481万円-生活費400万円=1081万円
上記のような展開では、10年間負けなし、平均リターンが年率20%でも、運用資金はほぼ半減する。ここで、急な出費などがあれば、この前提さえもが根本からぐらつくことになる。そして、実際には運用益には20%の源泉税がかかり、生活費は消費増税分とインフレ分とで実質可処分所得が減少している。
これが、当初の運用資金が2億円だとどうだろうか?
1年目収益20%:20000万円+4000万円=24000万円
24000万円-生活費400万円=23600万円
2年目収益0%:23600万円+0万円=23600万円
23600万円-生活費400万円=23200万円
3年目収益30%:23200万円+6960万円=30160万円
30160万円-生活費400万円=29760万円
4年目収益30%:29760万円+8928万円=38688万円
38688万円-生活費400万円=38288万円
5年目収益40%:38288万円+15315万円=53603万円
53603万円-生活費400万円=53203万円
6年目収益0%:53203万円+0万円=53203万円
53203万円-生活費400万円=52803万円
7年目収益10%:52803万円+5280万円=58083万円
58083万円-生活費400万円=57683万円
8年目収益10%:57683万円+5768万円=63451万円
63451万円-生活費400万円=63051万円
9年目収益20%:63051万円+12610万円=75661万円
75661万円-生活費400万円=75261万円
10年目収益40%:75261万円+30104万円=105365万円
105365万円-生活費400万円=104965万円
全く同じパフォーマンスで、こちらは資産が5倍以上となり、10億円を超えてくる。
上記の例における格差の拡大はパフォーマンスの違いによるものではなく、スタート台だけの違いによるものだ。
ちなみに私の場合は、出費が多い上に、10年間赤字を出し続けた会社を経営していたため、最初の例のような状態だ。パフォーマンスを上げる自信と実績はあるので、皆様にお伝えできることは、むしろ後の例の人よりも多いかと思う。
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