日特エンジニアリング(6145)

著者:有賀 泰夫
投稿:2014/08/05 15:20

当コラムで今年の注目株として何度かお話ししている日特エンジニアリング(6145)が、第1四半期決算を発表していました。

業績はぼろぼろ、受注は絶好調という極めて株価にとってはおいしい決算でした。

表面上で売り買いする投資家は、やはり業績を見ます。しかし、その業績はボロボロですから、売る、もしくは買わないという行動をとりがちです。しかし、受注はこの3四半期、完全底打ちから、この第1四半期は絶好調でした。

ちなみに、2012年度3Qから2013年度1Qまでの累計営業利益は12.47億円、2013年度3Qから2014年度1Qまでの累計営業利益は2.26億円と82%減です。一方、その間の受注は102億円が142億円と39%増です。

受注がこれだけ増えていますから、業績が良くなることは間違いありません。しかし、業績は見ていても、受注を見ていない人は多いので、株価はそれを十分評価していません。

以前、同社が業績の減額修正をして大きく売られたときに、このコラムで取り上げましたが、それからすぐ株価は大きく戻し、高値を付けています。
https://money.minkabu.jp/44927

今回も決算発表で寄り付きに売られましたが、引けはプラスです。ただし、今回の受注はかなり高水準ですので、ここからどんどん評価が高まる可能性はあります。

なお、同社の現状などをこちらで詳しく解説しています。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/765

配信元: みんかぶ株式コラム