米CNBCが「なぜ、株価下落予想は外れるか?」と取り上げた。「多くの識者たちが気の遠くなるような長い期間にわたって、株式市場の下落を予言し続けてきた。そして、彼らのすべてが完全に間違えていた(6月2日もダウとS&Pは連日で最高値を更新)。確かに米連銀は金融緩和プログラムの速度を緩めてはいるが、未だに月間450億ドルの債券を買い続けている。また、政策金利の引き上げは、1年やそこらはありそうにない。」
参照:Why all the correction calls have been wrong
http://www.cnbc.com/id/101715812
この記事は、ご存じのように、私と同じ見方だ。というより、連日で最高値を更新しているような市場で、何年間も高値警戒感を出し続ける識者たちの方がどうかしている。何故かの理由は分かっている。個々のファンダメンタルズの数値に捉われて、カネ余りという金融相場の恐さを見逃しているのだ。識者やプロの運用者といえども、必ずしも相場を知っているわけではないことが、これで分かる。
日本株も同様だ。異次元緩和が続く限り、追加緩和がなくても、カネ余りは続く。金融相場が続くのだ。
米株のように高値警戒感が出続けているような時に、市場が買われ過ぎている確率は低い。日本株のように、実際に長く調整しているような市場では、買い過ぎていた人たちは売ってしまっている。カネ余りはまだまだ続く見通しなので、どちらの市場も上昇余地は十分過ぎるほどにあるかと思う。
最新人気記事
-
来週の株式相場に向けて=日米決定会合を視野に「金融株」人気は続くのか 05/31 17:24
-
明日の株式相場に向けて=アドテストと東電の下げが暗示するもの 05/30 17:00
-
「防衛」が18位にランク、受注拡大期待を背景に関連銘柄に関心<注目... 05/30 12:20
-
東京株式(大引け)=433円高と4日ぶり反発、自律反発狙いの買いが流入 05/31 15:46
-
「iPS細胞」が15位、再生医療の要でバイオ関連株に動意相次ぐ<注... 05/28 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 04:32
-
今日 03:32
-
今日 02:32
-
今日 01:32