<話題の焦点>=「子供並み好待遇」で成長続くペット関連業界

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/04/12 12:10
 ペット関連ビジネスの成長が、株式市場で熱い視線を集めている。富士経済の調べによると、15年に3050億円だったペットフードの市場は17年には約5%増の3193億円に成長する見込みだ。また、ペット保険の契約数は14年の94万件が17年には142万9000件前後と50%強伸びると予想されている。さらに、ペット保険市場の成長とともに動物病院にかけるお金も増加基調にある。

 日本では少子高齢化が進むなか、「ペットの家族化」が進行。ペットの地位は人間の子供並みに向上し、愛情の注ぎ方がより高まるなか、ペット関連市場も成長路線に乗っている。

 こうしたなか、株式市場のペット関連株も元気印だ。ペット保険のトップ企業であるアニコム ホールディングス<8715.T>は市場拡大が評価され、株価は上場来高値圏にある。今月25日には同業のアイペット損害保険<7323.T>が東証マザーズに新規上場することも、ペット業界への関心を高めさせそうだ。

 犬猫向けの高度医療を手掛ける日本動物高度医療センター<6039.T>の業績も順調に拡大。同社の株価も最高値圏にある。ペットの高齢化も進んでおり、アニコムHDと富士フイルムホールディングス<4901.T>は、犬への再生医療を始めることも発表している。ユニ・チャーム<8113.T>は傘下にペットフード、ペット用品の製造会社であるユニ・チャームペットケアを擁している。また、三協立山<5932.T>はペット向け建材事業などを強化しているほか、楽天<4755.T>は3月にペット保険事業への参入を発表している 

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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