【買い】ワールドHD(2429)人材関連の高成長銘柄◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/04/05 13:14

人材関連の高成長銘柄

業種:サービス
時価総額:803.6億円
PER:17.09倍
PBR:4.47倍

【売上高及び最終利益は過去最高の実績】
2月13日に2017年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比34.8%増の1,271.47億円、営業利益が同4.6%減の70.64億円、経常利益が同4.1%減の70.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.0%増の46.12億円となった。既存事業の裾野を広げながら新規領域への投資も積極的に行うことで当初の計画を上回り、売上高及び最終利益は過去最高の実績を計上した。また、親会社株主に帰属する当期純利益が予想を大きく上回ったことから、「通期連結業績予想値と実績値との差異及び剰余金の配当に関するお知らせ」をリリースし、配当についても63.2円の予想に対し、82.7円(+19.5円)と増配を発表している。基幹事業である人材・教育ビジネスは、人材(既存社員・応募者)の志向を確実に捉えた仕事の開拓と、人材育成の促進・管理体制の強化に注力することで、採用率・社員定着率共に向上し、過去最高の在籍人員・売上高へと繋げグループ全体の業績を大幅にけん引した。

【西肥情報サービスを子会社化】
安定的な成長を目指す為昨年2月に発表した「新・中期経営計画 20121」の前半期間において「コアビジネスの適正規模までの拡大」を掲げ、適正規模で最適な利益パフォーマンスを追求し、安定的な成長による既存事業の拡大を目指している。また、基幹事業である「人材・教育ビジネス」においては、多様な働き方を創造することで、人材のプラットフォームを形作り、拡大する業界でさらに確固たる地位を築いていくという。西肥情報サービスは、西肥自動車のシステム部門が独立した会社で、特にシステム開発において高い技術力を持ち、官公庁や大学等の案件を数多く手掛けている。その高い技術力とワールドインテックの動員力を融合することで、大きな事業成長の可能性を有するとしている。同社は、西肥情報サービスの子会社化により、既存事業の安定的な拡大を実現するとともに、事業成長を通じて、株主価値の最大化を図っていくとのこと。

【廃校を活用したテレワーク拠点の整備を開始】
昨年12月11日に連結子会社のワールドインテック福島が、ジェイアール東日本企画、福島県田村市、アカデミア・コンソーシアムふくしまと共同で総務省「ふるさとテレワーク推進事業」の採択先となり、『旧石森小学校拠点整備事業「田村市テレワークタウン化構想」』へ参画、福島県田村市で廃校だった小学校をテレワーク拠点とする整備事業を開始したと発表した。同事業は、地方創生推進の起点、福島の復興の拠点として、都市部から地方への人や仕事の流れを作り出すこと、子育てや介護のため従来の働き方ができない層の雇用創出や人材誘致、起業支援を行っていくことを目的としており、同社もその一助となるよう努めていく意向。


九州地盤に製造派遣・請負。自動車向け主力。都市でマンション開発販売も手掛ける。
配信元: 達人の予想

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