20日の株式相場見通し=米株式の大幅下落を嫌気して売り先行

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/03/20 08:35
 20日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が前週末比で300ドルを超える大幅安となったことを嫌気して売り先行のスタートとなりそうだ。また、森友学園への国有地売却を巡る財務省による決裁文書改ざん問題による国内政治情勢の不透明感が継続することも投資家心理を後退させている。20日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=106円近辺での推移となっている。

 19日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末に比べ335.60ドル安の2万4610.91ドルと3日ぶりに急反落した。フェイスブックの株価が急落したことをきっかけに、IT関連株が下落。これを受けNYダウも大幅安となった。フェイスブックは英データ分析会社に会員情報が不正利用されていたことが発覚したことが嫌気された。アマゾン・ドット・コムやアップル、アルファベット(グーグル)、マイクロソフトなどが安い。半導体のエヌビディアも値を下げた。半面、ボーイングが値を上げた。ナスダック総合株価指数は、前週末比で137.744ポイント安の7344.244と反落した。

 日程面では、主に仮設資材、物流機器を中心とした金属製品の製造販売を手掛ける信和<3447.T>が東証2部に新規上場する。そのほかに、2月の訪日外国人客数、2月の全国コンビニエンスストア売上高に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC、21日まで)、トランプ米大統領とムハンマド・サウジアラビア皇太子の会談が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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