25日線で下げ渋るも、売買代金が今年最低で方向感に乏しい状態か?

著者:市原義明
投稿:2018/03/15 18:19

◆三角保ち合い中のNYダウの反発に期待

16日(金)の日経平均は、小幅続伸の想定です。

15日(木)は、米国株安や円高が重石で続落スタートになったものの、後場にかけて切り返しました。ローソク足は下ヒゲ陽線でヒゲの部分が25日線を割れですから、動きだけ見れば底堅い展開だったといえます。

しかしながら、東証1部の売買代金は今年最低でしたから、積極的な買いが支えたというよりは売り方の独り相撲のような印象でした。

日経平均は25日線で下げ渋って底堅いイメージがあるかもしれませんが、25日線が横ばいなので、割高感も割安感もない中立状態とも考えられそうです。

明日は、三角保ち合い中のNYダウの反発を期待して続伸想定です。ただし、強気スタンスというよりは中立イメージなので、小幅上昇程度の想定です。

日経平均や大型株は動きにくいと思われますが、下値不安は後退していると思われるため、IPOなどの値動きの軽い個別株物色が中心になりそうです。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想