<動意株・30日>(大引け)=アイティフォー、幸和製作所、ミルボンなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/30 15:05
 アイティフォー<4743.T>=後場に入って一段高で、年初来高値を更新。同社はきょう、携帯電話やスマートフォンにメッセージを一斉送信するSMS送信システム「e-SMS(イー・エスエムエス)が特許を取得したと発表。これが株価を刺激しているようだ。イー・エスエムエスは、導入企業が自社内に構築したSMSサーバーおよびSMSゲートウェイを利用してSMSを送信する仕組み。自社環境からの送信となるため顧客データが外部に出ることがなく、個人情報保護を高度に実現する安全な仕組みが特許として認められた。

 幸和製作所<7807.T>=ストップ高。同社は28日にジャスダック市場に新規上場しており、上場初日はカイ気配を切り上げ値付かずとなり、2日目に公開価格3520円を約2.3倍上回る7980円で初値をつけた。終値は9250円だった。上場3日目となるこの日も買い人気は続き値幅制限いっぱいの1万750円まで値を上げている。高齢者の歩行を補助する「シルバーカー」で国内トップシェアを誇る。また、歩行補助カートや杖、手すり用品なども手掛け、「高齢化が進むなか今後の成長性が期待できる銘柄」(アナリスト)として買い人気を集めている様子だ。

 ミルボン<4919.T>=急伸し上場来高値を更新。同社は29日の取引終了後、12月31日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。投資単位あたりの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整えるとともに、投資家層の拡大および株式の流動性の向上を図ることが目的としている。また同時に、従来42円を予定していた17年12月期の期末配当を10円増額して52円にするとあわせて発表しており、これも好感されている。年間配当は92円(従来予想82円)となり、前期実績の78円に対しては14円の増配となる予定だ。

 日清紡ホールディングス<3105.T>=急伸。同社は29日の取引終了後、自社株の取得を発表した。1500万株(発行済み株式数の8.59%)、200億円を上限としており、取得期間は12月5日から18年3月22日まで。この日は、自社株取得による株式需給の好転を評価した買いが流入している。

 NaITO<7624.T>=大幅続伸。機械工具の専門商社で設備投資需要の恩恵を背景に主力部門である金属加工用の切削工具が自動車業界向けを中心に収益を押し上げている。同社は、18年2月期営業利益を6億5000万円と前期比3割の増加を見込んでおり、19年2月期も成長が続くとの見方が強い。株価が200円近辺と低位にあっただけに人気が集中した。

 日東精工<5957.T>=急反騰し、年初来高値を更新。同社は29日の取引終了後、自社株の取得を発表したことが好感されている。2億4000万円、30万株(発行済み株式数の0.79%)を上限に自己株取得を行うことを決議。30日の午前8時45分、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、15万株、9135万円を上限に1株609円で買い付けることを公表している。この日は、自社株取得による株式需給の好転を評価した買いが流入している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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