量子コンピューター関連株が再び繚乱、官民を挙げた研究開発に思惑◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/27 11:28
 エヌエフ回路設計ブロック<6864.T>フィックスターズ<3687.T>が大幅高に買われたほか、YKT<2693.T>はストップ高で朝から値がつかない状態。ユビキタス<3858.T>日本ラッド<4736.T>ブレインパッド<3655.T>なども買い優勢の展開となるなど量子コンピューター関連株に大口の投資マネーが流入している。

 これまでのコンピューターの基本コンセプトである「01」の世界から離れ、量子力学的な重ね合わせによる物理現象を活用して並列コンピューティングを実現させるという量子コンピューターは、スーパーコンピューターですら数千年も要する演算をわずか数分から数時間で完結する1億倍の演算能力を持つともいわれ、世界の大手企業が同分野の研究開発に注力姿勢をみせている。米国では既にグーグルやロッキード・マーチン、NASAで活用されており、日本でも官民を挙げてこれを猛追する構えにある。

 直近ではNTT<9432.T>などが、同社が強みとする光ファイバー技術を駆使して量子コンピューターの試作機を開発し無償公開すると発表したことが、株式市場でもマーケット関係者の耳目を驚かせた。また、スーパーコンピューター「京」で知られる富士通<6702.T>の存在も注目されている。技術大国日本の量子コンピューター分野における次の一手に熱い視線が向かうなか、関連銘柄の上値期待が改めて膨らんでいる。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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