◆買い戻し目立つも、上値は抑えられる
※ご注意:予想期間は11月18日と表示されていますが、本日(11月17日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
昨日は“株安の連鎖”がストップ、米10年債利回りも反発となったことで、ドル円は買い戻しが目立ちました。
ただ113円台を積極的に買い上がるほどの勢いは見られておらず、欧州タイム中盤につけた113.325円に上値は抑えられました。
◆“押し戻される可能性”は残る…?
下院を通過した米税制改革法案は、一応“ポジティブ”といえます。
しかし“上院が不透明”であることは何ら変わっていませんので、“継続的なドル買い要因”になるかは微妙です。
このため場合によっては、“112円半ばへ押し戻される”といった可能性は残ります。
◆ただ“株安の連鎖”はストップ - 継続的なドル売りは疑問…!?
ただ“株安の連鎖”が止まった以上、“さらなる下値追い”が囃されるかはそれ以上に微妙です。
終値ベースで113円を回復したことで、テクニカル的にも一昨日の112円台は“ダマシ(オーバーシュート)”と見られる可能性は十分です。
…となると、押し戻される局面があれば“絶好の買いチャンス”…?
週末ですので“無理は禁物”ですが、引き続き“深い押し目”と考えたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:113.910(11/14高値、11/6~11/15の61.8%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:113.609(11/6~11/15の50%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:113.493(11/15高値、日足・一目均衡表転換線)
上値2:113.325(11/16高値、11/6~11/15の38.2%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
上値1:113.191(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:113.028
下値1:112.734(11/16安値、50日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値2:112.485(11/15安値)
下値3:112.408(50週移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:112.291(10/19安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:112.133(10/18安値、ピボットローブレイクアウト)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:26 ドル円 抵抗・支持ライン追加