<動意株・10日>(前引け)=コスモエネHD、フージャースHD、芦森工

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/10 11:38
 コスモエネルギーホールディングス<5021.T>=急反発し、年初来高値を更新。9日取引終了後、18年3月期の連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は2兆4560億円から2兆4320億円(前期比6.1%増)へ見直したほか、営業利益は575億円から765億円(同17.0%減)へ、最終利益は200億円から430億円(同19.2%減)へ修正した。石油事業や石油化学事業の製品市況の改善が利益押し上げ要因に働いた。

 フージャースホールディングス<3284.T>=急騰。同社は9日取引終了後、18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は345億5600万円(前年同期比84.4%増)と大幅増収を達成、営業利益は51億7600万円(同3.6倍)、最終利益は33億5300万円(同4.2倍)と高変化を示した。同社は首都圏を中心にマンション開発を手掛けるが、分譲マンションの販売戸数増勢で収益を押し上げている。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益65億円(前期比16.3%増)予想に対する、上期時点の進捗率は約80%に達しており、これを材料視する買いを呼び込んだ。

 芦森工業<3526.T>=大幅反発。同社は9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高261億5900万円(前年同期比14.5%増)、営業利益3億9400万円(同6.1倍)、最終損益3億6800万円の赤字(前年同期6億8500万円の赤字)と大幅増益だったことが好感されている。国内・海外で受注車種の販売が好調に推移したエアバッグが牽引役となったほか、前期に連結化した産業資材関連事業のオールセーフなどが寄与した。また、前年同期に比べて円安で推移したことも利益を押し上げた。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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