<動意株・6日>(前引け)=安永、トミタ電機、薬王堂

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/09/06 11:48
 安永<7271.T>=全体下げ相場のなか一時ストップ高。大発会につけた年初来高値2189円を視界にとらえる強さをみせている。同社はハイブリッド車向けで高実績を有するエンジン部品メーカーで工作機械にも展開。環境規制強化を背景とした世界的な電気自動車(EV)市場の拡大で、リチウムイオン電池需要が急増傾向にある。そのなか、同社はリチウム電池の寿命を大幅に向上させる技術開発で脚光を浴びた経緯があり、ここにきてテーマ株として改めて投機筋の視線を集めている。

 トミタ電機<6898.T>=急反騰。同社は5日の取引終了後、18年1月期の連結業績予想について、営業利益を3200万円から5000万円(前期8700万円の赤字)へ、純利益を1900万円から8000万円(同1億2500万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。フェライトコアが車載、産業機器向けを中心に順調に推移していることに加えて、原価率の低減や経費削減などに努めることが寄与。また、第2四半期に保有する国内上場株式を売却したことに伴い、投資有価証券売却益3200万円を特別利益として計上することも最終利益を押し上げる。なお、売上高は15億5700万円(前期比9.4%増)で据え置いている。

 薬王堂<3385.T>=反発。同社は5日の取引終了後に発表した8月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比2.2%増と29カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。同社は岩手を地盤に東北5県で232店舗(8月末現在)を展開する独立系のドラッグストア。8月は天候不順などで客数は同0.2%減となったが、客単価が同2.4%増とプラスを維持しており、これが増収を牽引した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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