24日の株式相場見通し=円高進行を嫌気して売り先行

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/03/24 08:53
 24日の東京株式市場は、米医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案について、当初予定されていた現地23日の採決が見送られ、24日にも採決される見通しとなったと伝えられていることから、様子見気分が強まりそうだ。

 ただ、外国為替市場では円高・ドル安傾向が続いていることから、株式市場は売り先行のスタートとなりそうだ。24日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円90銭台と、前日に比べて円高・ドル安が進行している。

 23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比4.72ドル安の2万656.58ドルと小幅ながら6日続落した。米議会下院で、医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案の審議が難航し、当初予定していた23日中の採決が見送りとなったことが嫌気され、売りが優勢となった。トランプ政権はオバマケアの見直しを財源に大型減税や規制緩和の実現を進める方針を打ち出しているだけに、主要な経済刺激策の実現にも不透明感が増している。ただ、一方で24日にも採決されるとの見方も浮上したことから、下落幅は限定的となった。ナスダック総合株価指数は、前日比3.948ポイント安の5817.693と小幅反落した。

 日程面では、自社開発ERPパッケージソフトウェアの提供・保守およびウエブを活用したマーケティング支援事業のオロ<3983.T>、悪性腫瘍に関連した医薬品・医療機器の開発、販売を手掛けるソレイジア・ファーマ<4597.T>の2社が東証マザーズに新規上場する。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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