炭素繊維の需要動向
NHKが2月26日に報道したニュースの一つにエアバス関連がありました。
エアバスとはオランダを本拠地とするフランスの世界的航空機メーカーてす。ところが日本企業はボーイング等、アメリカ企業との取引実績はあるものの、エアバスはじめユーロ圏の航空機メーカーとの取引実績が少ないため経済産業省が旗振り役となって拡大が見込まれる航空機産業の需要を見据えて、近く、フランス政府との間で、エアバス社と日本メーカーの関係強化を図る覚書を交わす方針を固めたとのことです。
エアバス社が開発を進める次世代航空機に、部品や通信システムのニーズが発生することを見込んで日本のメーカーを積極的に売り込んでいこうというわけです。
経済産業省はエアバス社との取り引きが期待される企業には資金面で支援する助成制度も創設するようです。
これは4月23日~5月初旬にかけて実施されるフランス大統領選挙と無縁ではない動きでしょう。
現在、誰が大統領に選出されるかは不明ですが、国際的な自国主義傾斜の流れから見て、次期フランス大統領がNATO離脱を選択する可能性は捨てきれません。特に何かと話題の右派ルペン氏はNATO離脱を掲げています。
そうならない場合でも先般、NATO加盟各国に「目に見える形で軍備増強を」とアメリカ・トランプ政権のマティス国防長官の発言がありました。
右派、中道派いずれが次期大統領に就任してもフランスが軍備増強に動くだろうと思われます。
その際、日本企業もその流れに商機をというのが上記ニュースの背景にあると考えます。
ちなみに東レは車や航空機、宇宙衛星等の車体、機体ボディ用に炭素繊維を提供しています。
自動運転、軽量化など様々な技術革新が進む自動車、航空機、宇宙機器ですが、軽量かつ強靭化を図るには炭素繊維は欠かせません。そこで、短期、中期に注目したいというわけです。
●平時
あまり大きく動かない銘柄なので、めどとして1000円割れは積極的に買い、
1100円近辺で売り、という小幅狙いが有効でしょう。
リンク先1の時系列情報を見てもわかるように寄付は圧倒的に1000円以下の日が多かったので、1000円以下を狙うほうが勝率を高められるといえます。
●市場波乱の際の突っ込み場面では
日経平均株価に連動して、突発安場面では100円前後押し、800円台実現の展開も過去に見受けられます。前回、800円台に突っ込んだのはアメリカ大統領選挙でトランプ氏が選挙に勝利した第一報の時でした。しかし、すぐに反発し、以降、順調に上げています。仮に市場波乱で下がった場合は積極買いがいいでしょう。滞留時間の長い950-1000円に復活する期待が持てそうです。
市場波乱があるとすれば
①3月14-15日のFOMC
②そのタイミングでオランダ選挙。右派が30議席以上獲得ならフランス選挙に影響するとみられるほか、党首がEU離脱国民投票の提案を出す可能性も指摘され、思惑が発生しやすいといえます。変動を誘発して儲けようとするポジショントークも活発になるでしょう。
③安倍夫妻がかかわったと国会で質問が相次ぐ大阪の学校問題から、安倍首相や現内閣にわずかながら、「兆し」が見え隠れしてきました。4月にペンス副大統領来日、夏にもトランプ大統領来日と重要イベントが控える中、今国会会期は6月18日の予定です。
政治的に非常にむつかしいスケジュールの中、現政権への信頼性に影響しそうな火種が発生しつつあるので、政治リスクも考慮しなければならなくなっています。
株式は安く買い、高く売るを徹底しないと儲けられないユーズド市場です。
市場動向は3月初旬までは堅調ながら、中盤には①~③問題の思惑からむつかしい場面もありそうです。緩急つけて投資したいですね。
エアバスとはオランダを本拠地とするフランスの世界的航空機メーカーてす。ところが日本企業はボーイング等、アメリカ企業との取引実績はあるものの、エアバスはじめユーロ圏の航空機メーカーとの取引実績が少ないため経済産業省が旗振り役となって拡大が見込まれる航空機産業の需要を見据えて、近く、フランス政府との間で、エアバス社と日本メーカーの関係強化を図る覚書を交わす方針を固めたとのことです。
エアバス社が開発を進める次世代航空機に、部品や通信システムのニーズが発生することを見込んで日本のメーカーを積極的に売り込んでいこうというわけです。
経済産業省はエアバス社との取り引きが期待される企業には資金面で支援する助成制度も創設するようです。
これは4月23日~5月初旬にかけて実施されるフランス大統領選挙と無縁ではない動きでしょう。
現在、誰が大統領に選出されるかは不明ですが、国際的な自国主義傾斜の流れから見て、次期フランス大統領がNATO離脱を選択する可能性は捨てきれません。特に何かと話題の右派ルペン氏はNATO離脱を掲げています。
そうならない場合でも先般、NATO加盟各国に「目に見える形で軍備増強を」とアメリカ・トランプ政権のマティス国防長官の発言がありました。
右派、中道派いずれが次期大統領に就任してもフランスが軍備増強に動くだろうと思われます。
その際、日本企業もその流れに商機をというのが上記ニュースの背景にあると考えます。
ちなみに東レは車や航空機、宇宙衛星等の車体、機体ボディ用に炭素繊維を提供しています。
自動運転、軽量化など様々な技術革新が進む自動車、航空機、宇宙機器ですが、軽量かつ強靭化を図るには炭素繊維は欠かせません。そこで、短期、中期に注目したいというわけです。
●平時
あまり大きく動かない銘柄なので、めどとして1000円割れは積極的に買い、
1100円近辺で売り、という小幅狙いが有効でしょう。
リンク先1の時系列情報を見てもわかるように寄付は圧倒的に1000円以下の日が多かったので、1000円以下を狙うほうが勝率を高められるといえます。
●市場波乱の際の突っ込み場面では
日経平均株価に連動して、突発安場面では100円前後押し、800円台実現の展開も過去に見受けられます。前回、800円台に突っ込んだのはアメリカ大統領選挙でトランプ氏が選挙に勝利した第一報の時でした。しかし、すぐに反発し、以降、順調に上げています。仮に市場波乱で下がった場合は積極買いがいいでしょう。滞留時間の長い950-1000円に復活する期待が持てそうです。
市場波乱があるとすれば
①3月14-15日のFOMC
②そのタイミングでオランダ選挙。右派が30議席以上獲得ならフランス選挙に影響するとみられるほか、党首がEU離脱国民投票の提案を出す可能性も指摘され、思惑が発生しやすいといえます。変動を誘発して儲けようとするポジショントークも活発になるでしょう。
③安倍夫妻がかかわったと国会で質問が相次ぐ大阪の学校問題から、安倍首相や現内閣にわずかながら、「兆し」が見え隠れしてきました。4月にペンス副大統領来日、夏にもトランプ大統領来日と重要イベントが控える中、今国会会期は6月18日の予定です。
政治的に非常にむつかしいスケジュールの中、現政権への信頼性に影響しそうな火種が発生しつつあるので、政治リスクも考慮しなければならなくなっています。
株式は安く買い、高く売るを徹底しないと儲けられないユーズド市場です。
市場動向は3月初旬までは堅調ながら、中盤には①~③問題の思惑からむつかしい場面もありそうです。緩急つけて投資したいですね。