<動意株・13日>(大引け)=リンクバル、日本パワーファス、サカイオーベックスなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/13 15:07
 リンクバル<6046.T>=ストップ高。同社は街コン情報に特化した情報サイトを運営、会員数増加に加え、広告収入が順調に拡大傾向をたどるなかで業績は成長トレンドが鮮明だ。同社が10日取引終了後に発表した第1四半期(16年10~12月)の単独決算は売上高6億4600万円(前年同期比34.2%増)、営業利益1億3000万円(同3.3倍)、最終利益9700万円(同3倍)と高水準の伸びを示しており、これがポジティブ視された。また同日、発行済み株式数の2.46%、8万株を上限とする自社株買いも発表、これによる株式需給関係の改善や1株当たり利益の向上を評価する買いが集中した格好だ。

 日本パワーファスニング<5950.T>=後場急騰。同社が午後2時ごろに発表した17年12月期の連結業績予想が、売上高85億円(前期比4.9%増)、営業利益3億円(同2.1倍)、純利益2億円(同66.7倍)と大幅増益を見込み、期末一括配当を前期の3円から5円に増配することが好感されている。自動車用部品が堅調に推移していることに加え、生産体制の見直しや老朽設備の更新などにより製造コストの低減を進めることが寄与する。また、中国子会社でスリム化などを進め収益改善を図ることが奏功する見通し。

 サカイオーベックス<3408.T>=大幅続伸。同社は前週末10日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、営業利益は従来予想の16億円(同7.4%増)を据え置いたものの、純利益を17億円から20億円(前期比20.3%増)へ上方修正し、さらに期末一括配当を従来予想の35円から45円に増額したことが好感されている。第3四半期業績で投資有価証券売却益3億9100万円を計上したことが寄与する見通しだ。

 市光工業<7244.T>=ストップ高し、昨年来高値更新。同社は前週末10日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想委ついて、売上高を1100億円から1130億円(前期比10.6%増)へ、営業利益を33億円から42億円(同72.9%増)へ、純利益を41億円から52億円(同2.1倍)へ上方修正したことが好感されている。好調な国内受注の増加が牽引役となり、売上高が想定を上回る増収となったことが要因。また、国内工場やASEAN子会社の合理化が想定以上に進捗していることも利益向上に寄与したとしている。

 フジマック<5965.T>=ストップ高。同社は前週末10日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、営業利益を14億8000万円から17億円(前期比7.1%増)へ、純利益を8億2000万円から11億4000万円(同68.1%増)へ上方修正したことが好感されている。大型物件の受注が計画を下回ったことで、売上高は366億円から357億4000万円(同2.1%減)へ下方修正したが、徹底した原価低減策が奏功したほか、国内子会社の工場統合や物流拠点の整備で、製造子会社の生産性が向上したことなどが寄与した。

 平田機工<6258.T>=大幅高。同社は10日取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を700億円から780億円(前期比47.0%増)へ、営業利益を50億円から70億円(同2.4倍)へ、最終利益を33億円から45億円(同2.6倍)へ大幅上方修正しており、今期配当も従来予想に25円上乗せし85円とすることを発表、これがポジティブサプライズとなった。有機EL関連生産設備に関する受注が高水準、自動車関連も好調であるほか、第4四半期にアジア子会社の業績回復が見込まれることが、収益見通し増額の背景となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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