シャノン、ホットリンクなどクラウド関連が高い、米クラウド市場急拡大受け日本でも物色テーマ化◇

　シャノン<3976.T>、ホットリンク<3680.T>、クラウドワークス<3900.T>、チェンジ<3962.T>、ＩＴｂｏｏｋ<3742.T>などクラウド関連株が軒並み動意づいている。ビッグデータの普及加速は、これに歩調を合わせてハード面では半導体メモリー需要の喚起をもたらしたが、構造的側面からは企業のクラウド活用を急速に促している。「今の時代はシステムを更新してもあっという間に陳腐化してしまうリスクがあり、最先端のレベルに常に対応できるクラウドの活用は今後一段と進む」（国内証券アナリスト）と指摘される。米国では同分野に積極的に経営資源を投入するアマゾンを筆頭に市場が急拡大しており、日本でもそれに続く流れにあるとの見方が強い。
　
　直近、シャノンはソフトブレーン<4779.T>と連携してクラウドサービスを提供することを発表し物色人気を集めた経緯がある。システム開発やＩＴコンサルティングを展開するＩＴｂｏｏｋはマイナンバーなど自治体のコンサルティングを手掛け、地方自治体のクラウド化に際しては総務省から実証試験を受託し実施している。クラウドワークスはクラウドサービス事業が軌道に乗り始め赤字幅が縮小傾向にあり、安倍政権の掲げる「働き方改革」でも重要なポジションを占める。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）