【井川純一の今夜も兜町で一杯】大雪関連は夏に買え!?

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/01/13 17:00
 今日1月13日(金曜日)の日経平均株価は152円58銭高の1万9287円28銭と反発。東京株式市場は、円高進行が一服したことを受けて主力株を中心に広範囲に買い戻される展開。トランプ次期米大統領の記者会見は、日本との貿易不均衡について言及するなど、ポジティブに評価しにくい内容だったため前日は大きく売られました。ただ、昨日は日経平均は230円近い下げをみせていたこともあり、今日は押し目買いニーズが強かった感じですかねぇ。
              ◆
 今朝、出勤前にテレビの天気予報を見ていると、雪が降り注ぐ新潟県魚沼市の風景が映っていた。魚沼市は、わが故郷で高校卒業まで過ごした地だ。既に、父母は他界し実家も既にない。現在、日本列島を最強寒波が到来、日本海側は大雪となっている。ピークは土・日曜日になるようで警戒感が高まっている。

 職業病とでもいうのだろうか、大雪のニュースを見ると、瞬間的にショベル最大手の浅香工業<5962.T>や除雪作業機のタカキタ<6325.T>など関連銘柄が頭に浮かんだ。案の定、今日はこれら銘柄が動意、まっ考えることは皆一緒なのであるわな。

 大雪関連と言えば、ここ疎遠になっている友人の株好きを思い出す。こいつがユニークな奴で、「麦わら帽子は冬に買えじゃないが、大雪関連は夏に買え」と口癖のように言っていた。安い時期に仕込んでおいて上がったら即座に売るというわけだから、理にかなっているのだが、まったく気の長い話である。

 それを実行していたかは不明だが、「年1回の確実なお小遣い」とおっしゃる。1月から2月にかけて例年寒波が到来し大雪ともなれば、株価は少なからず動意する。ましてや、東京での降雪となれば急動意することも少なくはない。それは、確かにそうなのだが、短気な当方としては、やはり理解しかねるわけだ。

 話は戻るが、魚沼は豪雪の地だ。子供のころは、除雪態勢が整っておらず屋根からおろした雪が家屋の横にうず高く積み上がり、2階から出入りすることもあった。コシヒカリの産地で知られるが、八海山などの蔵元も近い。ただ、当方としては魚沼市の旧小出町にある地酒「緑川」の方が好みではある。

 酒の好みは千差万別、当方には緑川の澄んだ味が口に合う。まあねぇ、日ごろホッピーファンを公言している当方ごときが、酒を語ったところで説得力はないよなぁ。とは言え、へぎそばを手繰(たぐ)りながらの冷えた緑川、これがまたたまらないのである。

 故郷は遠きにありて思うもの。あれほど嫌いだった冬の鉛色の空が、いまは時折恋しくなる。ああ、故郷は本当に遠くなってしまったよなぁ。
《KC》

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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