【買い】東京エレクトロン(8035):株価の上昇を期待=GLA小池麻千子

投稿:2017/01/02 16:25

【買い】東京エレクトロン(8035):株価の上昇を期待

2016年は、年初に急落、資源安やチャイナリスク、ブリグジットを経験し、横ばい、トランプ氏勝利を引き金に急騰するという年でした。この間日本株はダブルボトムを付けており、絶好の買い場を迎えました。トランプ氏の勝利後です。
年間の日経平均は+0.4%となり、5年連続での上昇となりました(TOPIXは▼1.9%の下落)。

先週の日本株市場は、週間で313円安と8週ぶりに反落となり、終値は19114.37円。
トランプ氏勝利以降、売買代金2兆円を超えてきた日本株市場も、先週は下げ幅257円となった29日(木)を除き、1兆円に留まりました。続いてきた外国人投資家による買い越しも7週ぶりに売り越しとなった週でもありました。
調整となり熱が少し冷まされたと受け止め、日本株は買い場とみています。また外国人投資家が本格的に戻ってくる年初からのロケットスタートも期待できるところです。
引き続き、日本株買いを推奨したいと思います。
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同社は製造装置最大手で世界4位。半導体、液晶向けに強みを持ちます。
全体売上の9割をSPE(半導体製造装置)が占め、7%をFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置が占めます。

高機能スマホやデータセンター向けサーバーなどに用いられるDRAMおよびNANDフラッシュメモリー等の需要増によるメモリーメーカーの設備投資が加速しており、同社はこの恩恵を享受しています。特に3DNANDへの企業の投資意欲が旺盛であることから移行期の今、ビッグビジネスチャンスを迎えているのです。

市場の潮流としては、IoT市場の成長が半導体の用途を広げ、半導体市場の成長が見込まれます。
またメモリが3DNANDへ移行している動きも設備投資需要を拡大させています。

SEMIによると、2017年の世界半導体製造装置の市場は2018年にかけて11%の伸びが見込まれています。

経済見通しが明るくなる中、企業の設備投資需要拡大を受けた業績伸長が期待できるのではないかと思います。
小池麻千子
グローバルリンクアドバイザーズ 株式アナリスト
配信元: 達人の予想

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