小幅上昇の想定 日経平均の「3日続落なし」はどこまで続くか?

著者:市原義明
投稿:2016/12/23 17:01

◆「3日続落なし」がおよそ5ヶ月続いている

3連休明け26日(月)の日経平均は、小幅反発の想定です。

22日の米国市場は小幅な続落でしたが、NYダウの日中値幅が50ドル程度に留まり、クリスマス休暇目前で小動きでした。明日も取引があるものの、クリスマス直前で動きがなさそうです。

海外の動きが少ないですし、クリスマス休暇の本格化で外国人投資家の参加が減りそうなため、週明けの日経平均が大きく手がかりは少なそうです。

ただ、今年の8月以降(正確には7月27日から)、日経平均は3日続落をしたことがないので、自律反発のイメージの上昇を想定します。

一方、短期的な上昇の下値をサポートしてきた5日線は横向きに変化しているので、上昇の勢いは弱くなっていると見られます。

同じ動きが12月上旬の18500円手前で起きたのですが、このときは上昇一服からすぐに上昇しました。

横ばいから上昇を牽引したのはNYダウなどの海外株高だったと考えられるので、今回も横ばいから再上昇するには、海外株高か円安の後押しが必要になると思われます。

しかし、海外市場、為替市場ともにクリスマスから年末休暇ムードになっている印象ですから、手がかり不足で高値もみ合いが続きそうです。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想