<動意株・14日>(大引け)=ソフトバンクグループ、エスクローAJ、スマートバリュー

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/14 15:25
 ソフトバンクグループ<9984.T>=後場上げ幅拡大。株価は14年12月以来、2年ぶりに一時、8000円台を回復し、売買代金も東証1部トップに買われた。同社とサウジアラビアが共同で出資する投資ファンドの事業拡大への期待が出ているほか、市場では「外国証券がスプリント絡みのレポートを発行したようだ」との思惑も浮上。トランプ次期大統領は米国の通信政策の見直しを進めるとの観測が出ており、同社傘下の米通信会社、スプリントへの注目度が高まっている。

 エスクロー・エージェント・ジャパン<6093.T>=後場に入り急伸し年初来高値更新。同社は午後0時30分ごろ、17年2月期の連結業績予想について、売上高を23億4200万円から25億7700万円(前期比52.8%増)へ、営業利益を5億3400万円から6億3600万円(同58.2%増)へ、純利益を3億6200万円から4億400万円(同65.6%増)へ上方修正したことが好感されている。

 スマートバリュー<9417.T>=後場急動意。同社は午後0時25分ごろ、運転支援システムなどを開発するスタートアップ企業のPyrenee(東京都世田谷区、以下ピレニー)とADAS(先進運転支援システム)機能を搭載したモビリティ向けIoTサービスの開発で業務提携すると発表しており、これを好感した買いが入った。今回の提携は、スマートバリューが現在、法人向けに展開しているM2M/IoTサービス「CiEMS 3G」に使用するデバイスのラインアップに、ピレニーが開発・販売する車載機「Pyrenee Drive」を加えることで、商品展開力の強化を図るのが狙い。

 カゴメ<2811.T>=6日続伸。東京株式市場ではここまで上昇相場を主導してきた主力株に買い疲れ感がみられる一方、リスクを抑制化する最小分散投資の反動で下押していた食品株などに、再び物色の矛先が向かい始めている。同社はこのリターンリバーサルの流れに乗っている。SMBC日興証券が13日付で同社株の目標株価を2420円から2790円に引き上げており、これを好感する買いが株高を後押ししている。同社の16年12月期の営業利益について、同証券は飲料事業の好調などを背景に88億円から106億円予想(前期比57.7%増)に上方修正している。

 G-FACTORY<3474.T>=急伸。13日の取引終了後、12月31日を基準日として1対5株の株式分割を実施すると発表した。投資単位あたりの金額を引き下げることで株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。なお、効力発生日は来年1月1日を予定している。

 摂津製油<2611.T>=大幅続伸。食中毒関連製品などを幅広く手掛け、現在大流行の兆しにあるノロウイルス関連として注目を集めている。直近では10月にノロウイルス対応の除菌剤「ユービコールノロV 600ml」を新たに発売、腐食性が心配な場所や加熱が困難な物品に対しても、安全かつ簡便に利用可能であり、需要を取り込む可能性が高い。昨年12月初旬にもノロウイルス関連として株価を短期間に倍化させた実績があり、今回もその連想が働くところ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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