<注目銘柄>=イチネンHD、M&A積極化で成長目指す
イチネンホールディングス<9619.T>は自動車リースの中堅で、リース車両整備受託、燃料販売などケミカル事業も手掛けている。17年3月期通期の連結業績を、売上高830億円(前期比10.9%増)、経常利益57億円(同3.1%増)と見込んでいる。4~9月期の中間決算は会社想定を若干下回ったものの、堅調な推移となっている。
主力の自動車総合リース事業は、リース契約車両が小型化傾向にあるものの、リース需要の開拓が進んでいない地方都市や中小口規模企業を対象とし、顧客獲得を目指している。また、新規の駐車場確保が着実に積み上がっているパーキング事業や、オリジナル製品の開発、ネット通販を強化している機械工具販売事業で、下期もそれぞれ堅調な推移が見込まれる。
同社は、積極的なM&A(企業の合併・買収)による業容拡大も推進している。これまでにも、機械工具の卸売販売会社、東京電力ホールディングス<9501.T>グループ向けに自動車リースを営むリース会社を傘下に収めており、今後もM&Aを積極的に活用して業容拡大を目指す方針だ。
株価は、9月以降25日移動平均線を下支えに順調に上昇軌道を描いている。ただ、PERは7倍台と依然として割安水準にあり、今後も水準訂正の上昇持続が期待できそうだ。(朱)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
主力の自動車総合リース事業は、リース契約車両が小型化傾向にあるものの、リース需要の開拓が進んでいない地方都市や中小口規模企業を対象とし、顧客獲得を目指している。また、新規の駐車場確保が着実に積み上がっているパーキング事業や、オリジナル製品の開発、ネット通販を強化している機械工具販売事業で、下期もそれぞれ堅調な推移が見込まれる。
同社は、積極的なM&A(企業の合併・買収)による業容拡大も推進している。これまでにも、機械工具の卸売販売会社、東京電力ホールディングス<9501.T>グループ向けに自動車リースを営むリース会社を傘下に収めており、今後もM&Aを積極的に活用して業容拡大を目指す方針だ。
株価は、9月以降25日移動平均線を下支えに順調に上昇軌道を描いている。ただ、PERは7倍台と依然として割安水準にあり、今後も水準訂正の上昇持続が期待できそうだ。(朱)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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