【井川純一の今夜も兜町で一杯】カジノ法案、衆院内閣委で可決です

　今日１２月２日（金曜日）の日経平均株価は、８７円０４銭安の１万８４２６円０８銭とさすがに３日ぶり反落。まっ、週末だし、こんなもんでしょ。昨日取り上げた安永<7271.T>は今日もストップ高。東証は同社株を日々公表銘柄に指定したけれど、規制の影響は現時点では「なんのその！」。う～ん、騰がっている背景も正直なところ良く分からないし、ここまできたら触らぬ神になんとやらかね。
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　この日は、いわゆるカジノ法案が衆院内閣委員会で可決され、日本金銭機械<6418.T>、オーイズミ<6428.T>、テックファームホールディングス<3625.T>、セガサミーホールディングス<6460.T>、インターライフホールディングス<1418.T>など一連の関連株が動意。ただ、その後は上ヒゲをつけて、上値の重い展開に。

　カジノですかぁ、博才無しの当方、嘘偽りなくギャンブルは一切しない。いや、「しない」というよりも、「覚えられなかった」というのが正しいところだろうか。麻雀は役がまったく覚えられず断念、競馬にはじまり競輪、競艇など、もはや意味が分からない。「そんなアホな」と言われるかもしれないが、これがホントだから仕方がない。故に、カジノ法案が可決されても、「へぇ～」ってな感じだ。

　そんな話をすると、必ず友人は「株やってるじゃん」という。これは、完全に誤解だ。まず、株はそもそもギャンブルではない。次いで、僕らは投資の情報ベンダーであり、当然のことながら、株取引はご法度。株をやっているのではなく、株について書いているのだ。まったくもって、分かってくれないのよねぇ。「そこんとこ、よろしく！」なのである。

　さて、昨日の「入れ歯紛失事件（昨日の当欄をご覧ください）」の続報であるが、早々に帰宅し、もう一度“下の入れ歯”を探し回ったが、結局は発見できず。女房には「酔って落とした」とも言えなくて、「ホームでクシャミをしたら、入れ歯が飛んで線路に落ち、そこに電車が偶然きて、（入れ歯が）ひかれた」と言い逃れ。無論、冷たい視線を投げかけられ、それから口をきいていない。もとい、口をきいてくれない。

　そうねぇ、いまの状態は夏目漱石の「吾輩は猫である」といったところか。その心は、「吾輩は井川である、下の歯はまだ無い」、そんな感じなのである。
《ＫＣ》

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）