ドル円、堅調地合い回復・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/11/29 16:35

米GDP次第で113円台も・・・・

昨日の海外市場では欧州株の下げ渋りやOPECで産油調整に関して、イラン石油相が協力的な発言を行った事から、NY時間午前中にドルが買われ、ドル円は一時、112.80円付近まで反発しました。

しかし、OPEC会合は、NY時間終盤になって具体的合意無く終了。これを受けて、ドル円も再び111円台後半に反落してNY市場での取引を終えました。この流れが東京時間朝方も継続しました。

ドル円は、午前中に111.60円台まで下げ幅を拡大。しかし、輸入企業や機関投資家のドル買いが入り、日経平均が下げ渋った事もあって、その後はじり高となり、現在は112.30円台まで値を戻しています。

今夜の海外時間は、米GDP改定値と消費者信頼感指数が注目されそうです。GDPの予想は+3.0%となっていますが、強めに出れば、ドルが買われ、113円台を回復する可能性も出て来ます。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想