7日続伸で終値ベースの年初来高値更新なるか?

著者:市原義明
投稿:2016/11/24 18:28

◆年足陽線を達成すると、歴史的な話題になりそう

25日(金)の日経平均は小幅続伸を想定します。

24日(木)の日経平均は、1ドル=112円台中盤の円安を受けて6日続伸を達成しました。

TOPIXは2015年5月以来の10連騰を達成しているので、明日も上昇すると過熱感がうかがえるのですが、本日夕刻に1ドル=113円台へ円安が進んでいるため続伸の想定です。

ただし、過熱感もありますし週末ですから、勢いのある続伸ではなく、利益確定売りに押されて伸び悩む展開を想定します。

一方、日経平均が18450円を超えて終わると、終値ベースの年初来高値を更新します。あと100円程度なので、明日にも達成する可能性がある水準です。

今年は年初暴落からスタートしましたので、取引時間中の高値更新は18951円でまだ先ですが、終値で高値更新となれば明るい話題になりそうです。

また、今年の大発会1月4日の寄り付きが18818円なので、もしもこの水準を超えて年足が陽線になると、5年連続の年足陽線で歴史的な出来事になります。

日経平均は1989年に38957円の大天井をつけてから、年足の連続陽線は最大4年で2回しかありません。

1回目が2003年から2006年の小泉相場で、2回目が昨年まで続いた2012年から2015年のアベノミクス相場です。

5年連続の陽線になると1980年代後半のバブル相場以来の出来事ですから、来年に向けて先高期待につながる話題になりそうです。

ただし、年足陽線になるには、12月30日に18818円を超えていないといけません。まだ1ヶ月以上あるので、過熱感を冷ましてから年末高へ向かって欲しいところです。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想