為替次第で業績変動

著者:木村佳子
投稿:2016/11/24 07:19

10月27日売り上げ下方修正要因は円高

10月27日に2017年3月期の売上高を下方修正した富士フイルム<4901>

その理由は為替が円高に振れたことによる。
が、ここにきて急ピッチでドル高円安に振れてきているため、懸念後退。

12月中旬開催のFOMCでの金利政策変更も織り込み始めているため、今しばらく、ドル高は支持されるのではないか。

とすると同社もBPS(一株純資産)1倍程度に買われてもいいと考える。
目下は0.97倍。

懸念材料としては24日が日本市場の休み明けに当たること。
11月11日発表データでは外国人投資家が東証一部株を買い越し。
すると、休み中に滞留した買い注文で寄付き高になるリスクがある。
また、24日は木曜リスクも意識され、翌日が金曜日なので土日は手をすかせておきたい投資家心理が働き引け安となるリスクもある。

しかし、今月11月は30日までしかなく、25日金曜日が実質月内最終受け渡し日となるため、24日の場中(ザラ場)では買い方針がいいと考える。

●投資作戦は寄付き高のリスクを避け、ザラ場安値狙い…4100円割れ狙いが理想
                  目先売り場はpBR1倍程度の4363円前後。


                  


配信元: 達人の予想

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