下げ幅の倍返し達成で18000円台の値固めを想定

著者:市原義明
投稿:2016/11/22 19:01

◆TOPIXが昨年8月以来の9連騰を達成

24日(木)の日経平均はもみ合いで横ばいを想定します。

22日(火)の日経平均は、円安一服や祝日前で弱含む場面があったものの、先高期待の買いが優勢になってプラスを保ちました。

日経平均は5日続伸ですがTOPIXは9日続伸を記録し、「押し目待ちに押し目なし」の状況が続いています。

ただし、今日は物色の中身が先行した銘柄から出遅れ銘柄へ循環した印象ですから、先行した銘柄の買いが一巡したのかもしれません。

24日(木)は祝日中の為替、海外市場次第でしょうが、ドル円が1ドル=111円台の節目で止まっていますし、NYダウが心理的な節目の19000ドルに到達しそうですから、そろそろ高値もみ合いの値固めへ移るのではないかと考えています。

トランプショックがイレギュラーの急落と考えますと、日経平均は6月安値を基点にした下値切り上げのトレンドラインとおおよそ17500円の三角保ち合いを上に抜けた格好です。

ざっくりした値幅観測ですが、17500円の節目からトランプショックの前に16800円まで700円の値幅調整になったので、下げ幅の倍返しが18200円です。

値幅的にちょうど良い水準ですし、日経平均は高値もみ合いの日柄調整へ移り、年末高の期待を残して欲しいと考えています。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想