明日の東京株式市場見通し
11日の東京株式市場は、きょうの文字通りのV字的な急反騰の後だけに利益確定売りが先行し、週末控えもあって日経平均株価は一服商状となりそうだ。また、円相場は10月28日の1ドル=105円50銭台を超える円安水準に下落してきたことから、当面の落ち着きどころを探る推移となりそうだ。
市場では、トランプ次期大統領が財政政策に意欲的で、年内の米金利には上昇圧力がかかりやすいとの受け止めが広がり、この米金利の上昇を見越して、1ドル=105円台後半へと想定外の急速な円安・ドル高が進行したことが強烈な追い風となり、日経平均株価は急反騰した。中長期的には財政悪化懸念は残るものの、同氏が公約通り財政出動や減税を実施すれば、米国景気を押し上げるとの期待感から、投資家はひとまずリスクオンの姿勢に傾いたようだ。
市場関係者からは「日経平均株価は、テクニカル的にはきのう大きく割り込んだ25日、75日の両移動平均線を一気に奪回して前日の大幅安を打ち消すかたちとなった。さらに、200日移動平均線が明確に上向きに転じれば、上昇軌道復帰となる。しかし、大揺れの後だけに“余震”に見舞われる覚悟も必要だ」との見方が出ていた。
10日の東京株式市場は朝方から全面高商状となり、前日の大幅安から一転して急反騰をみせた。日経平均株価終値は、前日比1092円88銭高の1万7344円42銭と急反発した。
市場では、トランプ次期大統領が財政政策に意欲的で、年内の米金利には上昇圧力がかかりやすいとの受け止めが広がり、この米金利の上昇を見越して、1ドル=105円台後半へと想定外の急速な円安・ドル高が進行したことが強烈な追い風となり、日経平均株価は急反騰した。中長期的には財政悪化懸念は残るものの、同氏が公約通り財政出動や減税を実施すれば、米国景気を押し上げるとの期待感から、投資家はひとまずリスクオンの姿勢に傾いたようだ。
市場関係者からは「日経平均株価は、テクニカル的にはきのう大きく割り込んだ25日、75日の両移動平均線を一気に奪回して前日の大幅安を打ち消すかたちとなった。さらに、200日移動平均線が明確に上向きに転じれば、上昇軌道復帰となる。しかし、大揺れの後だけに“余震”に見舞われる覚悟も必要だ」との見方が出ていた。
10日の東京株式市場は朝方から全面高商状となり、前日の大幅安から一転して急反騰をみせた。日経平均株価終値は、前日比1092円88銭高の1万7344円42銭と急反発した。