【売り】㈱ジー・スリーホールディングス（3647）上値重く、PBRは割高水準。材料乏しい今は様子見が無難か= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】㈱ジー・スリーホールディングス（3647）

自社運営のコンセプトマーケティングショップを活かした、F1・F2層向けマーチャンダイジングやトータルマーケティングを行う総合プロデュースビジネスを手掛ける。
2011年設立、本社所在地は東京都港区。

■注目理由
10月13日に決算を発表。
平成28年8月期の業績は、前年同期比で売上高+108.0％、経常損益は272百万円で黒字転換に着地した。
直近3ヵ月の実績である6-8月期(4Q)の売上営業損益率は前年同期の△16.9％→18.8％に急改善し、好調だ。

一方でチャートを見ると、10月14日の大幅下落以降は軟調傾向が続いている。
一目均衡表によると、株価は雲の中で小幅な動きにとどまっており、中期的な相場を示す基準線よりも短期的な相場を示す転換線の方が下にあることから、目先は軟調相場が続く可能性がある。
また、11月9日終値時点でPBRは9.60倍となっており、業種平均および過去の株価と比べて割高感がある。
特段の買い材料に乏しい今はしばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。