＜11/7～11/11＞ 今週の日経平均の動き

下降期間の中の反発。17000円付近の攻防

先週の日経平均は高値から大きく反落するかたちとなりました。

以前から書いていましたが、11月相場は月末まで1ヶ月間下降期間にあること、上値の上限が17600円であること、先週末が変化日のため流れが変わりやすいこと、これらを考えると、先週のような大きな下げが来るのは想定できます。

とくに今月末の変化日が大きく下に位置しているため、さらに下に向かう場面が月末までに出てくるでしょう。

しかし、その前に17000円近辺にもう一つの変化日があるため、当面は17000円前後を行ったり来たりする動きになるのではないかと思います。

短期的には、先週の下げは下げすぎており、11/4につけた安値16,801円がちょうど強い下値抵抗ラインに位置しており、ここから切り返したため、一旦短期的な底はつけたと考えています。

今週は17000円～17100円あたりに向けて短期的にリバウンドする流れとなるでしょう。

ただし、週明け早々に控えているアメリカ大統領選挙の結果次第では、±500円以上大きく動く可能性も捨てきれないため、あえてリスクを取らずに選挙後にポジションを作っていけばいいかと思います。

トランプとクリントンの争いの中で、トランプが優勢になったと報じられてダウが急落していることから、市場はすでにトランプ当選によるリスクを織り込んできているので、選挙結果がでてもあまり反応しないかもしれません。

選挙が終われば年末に向けて落ち着いた流れに戻るので、そこからが年末相場の始まりです。

毎年恒例の年末ラリーに向けてキャッシュポジションを高めて準備しておきましょう。